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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.01.13 12:29
更新日: 2021.01.13 12:54

ダカールラリー:ペテランセル、9日目に今大会初のSS優勝。二輪はホンダが1-2-3

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ラリー/WRC | ダカールラリー:ペテランセル、9日目に今大会初のSS優勝。二輪はホンダが1-2-3

 1月11日、ダカールラリーは競技9日目の“ステージ9”が行われ、総合首位に立っているXレイド・ミニ・JCWチームのステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)が今大会初となるステージ優勝を飾った。

 ネオムをスタート/フィニッシュ地とするステージ9は総走行距離571kmのループステージ。全長465kmのSS(競技区間)は紅海の海岸をスタートし、標高1200メートルを超える高地へと至るコースで、今大会もっとも多様性に富んだステージのひとつとなっている。

 そのループステージでベストタイムをマークしたペテランセルは、序盤こそ“砂漠の王”ことナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)にリードを許したものの、すぐさまこれを逆転。
 
 以降、SRTレーシングのマシュー・セラドリ(センチュリーCR6)と接戦を繰り広げながら難関ステージを駆け抜け、ライバルの離脱後は余裕を持ってフィニッシュを迎え、今大会初となるステージ優勝を飾った。
 
 TOYOTA GAZOO Racingのアル-アティヤは2度のパンクに見舞われながらもSS2番手でフィニッシュ。しかしペテランセルからは12分遅れでのゴールとなり、総合2番手は変わらぬものの、その差は17分50秒に拡大している。

 ステージ3番手はTOYOTA GAZOO Racingのジニール・ドゥビリエ、4番手にはオーバードライブ・トヨタのヤジード・アル-ラジがつけ、トヨタ・ハイラックス勢が2~4番手を占めた。一時はペテランセルからリードを奪ったセラドリは385km地点を過ぎたところでマシントラブルに見舞われ、ステージ26番手に沈んでいる。

「このステージは本当に複雑なものだった。始まる前から1日が長くなることがわかったていたので、フルアタックではなくタイヤのマネジメントとナビゲーションのクリーンさを重視することにしたんだ」と自分たちの戦いをふり返ったペテランセル。

「終盤、僕たちはカルロス(・サインツ)とナッサー(・アル-アティヤ)を追い抜いた。彼はパンクしていたので、僕たちは彼を2回オーバーテイクしたことになる」

「純粋なスピードだけでなくトラックのコンディションに合わせてスピードを調整する戦略が問われる、アフリカでの本当のダカールのようなステージだったよ」

 総合3番手につけているサインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)はアル-アティヤと同様に、タイヤのパンクによってタイムを失い11番手でフィニッシュ。ポジションはキープするも、首位につける僚友とのギャップはさらに広がり1時間02分25秒遅れとなっている。

カルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
カルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
ジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)
ジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)

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