四輪市販車クラスでワン・ツーを維持しているチームランドクルーザー・トヨタオートボデー勢は、三浦昂(TLC VDJ200)がステージ42番手/総合41番手、チームメイトのロナルド・バソ(TLC VDJ200)もSS45番手/総合42番手で難関ステージをクリア。
トラック部門を戦う日野チームスガワラの菅原照仁(日野レンジャー)はステージトップ10フィニッシュを飾った。総合順位は部門13番手、排気量10L未満クラスでは首位を守っている。
二輪部門では今大会2度目のステージウインを達成したケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)を筆頭に、モンスターエナジー・ホンダチーム勢が躍進。チームメイトのリッキー・ブラベック(ホンダCRF450ラリー)、ホセ・イグナシオ・コルネホ(ホンダCRF450ラリー)が続き、ホンダが同ステージでワン・ツー・スリー・フィニッシュを飾った。
総合でもコルネホが首位を守り、総合2番手につけていたレッドブル・KTM・ファクトリーチームのトビー・プライス(KTM 450ファクトリー)が転倒によるリタイアを喫したことで、ベナバイズがチームメイトと11分24秒差の2番手に浮上した。トップと14分34秒差の総合3番手にはレッドブル・KTM・ファクトリーチームのサム・サンダーランド(KTM 450ファクトリー)がつけている。
競技10日目、1月12日に行われる“ステージ10”は西部のネオムからやや内陸に入ったアル・ウラーへと続く全長583kmのステージだ。内342kmのSSは標高1000mを超える高地からの山下りとなるが、その間にも複数の山が控えアップダウンに富むステージとなっている。