2月27日、WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンの競技最終日、デイ3はSS16~19が行われ、前日デイ2にトップに立ったTOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が後続を引き離して総合優勝を飾った。今季デビューのハイブリッドマシン『GRヤリス・ラリー1』は、2戦目で初勝利を手にしている。そんなWRCラリー・スウェーデンの全日程を終えた各チームからドライバーコメントが発表されている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●クレイグ・ブリーン(#42 フォード・プーマ・ラリー1)/総合36位
「僕たちにとって、スウェーデンの週末は比較的残念なものになった。モンテカルロで素晴らしい結果を出した後だったから、あの流れをまた維持してチャンピオンシップのためにさらに多くのポイントを獲得することを期待していた」
「残念ながら、金曜日に犯したエラーが好結果を出す望みを断ち切ってしまったんだ。それでも週末の間に改善を進めた。土曜日にステージ優勝(SS11)を飾れたのは素晴らしかった。このチームで最初のステージ優勝だ」
「今後のイベントに向けては、多くの改善点があることは間違いない。間もなく始まるクロアチアに向けて、熱心に集中することを楽しみにしている」
●ガス・グリーンスミス(#44 フォード・プーマ・ラリー1)/総合5位
「それほど良い週末のスタートを切ることはできなかったし、金曜日の展開にはがっかりした。自分のミスとマシンの問題によって多くのタイムを失ったので、戦いの場から少し外れてしまったからだ」
「その時点でリセットし、少しずつ進んでいった。そして他のドライバーのミスや不運のおかげで順位を上げることができたよ」
「(デイ3では)2ステージ連続で5番手になったことで、チャンピオンシップで4位につけることができた。ミスター・(セバスチャン・)ローブを除いたとしたら事実上3位だ。かなりいい結果だと思うよ」
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)/リタイア
「モンテカルロで失った自信を取り戻すのに素晴らしい週末になった。雪上での走行を楽しんだよ」
「僕にとってWRCカーでの初めてのスノーイベントだった。自分のペースと、経験を積めたことには満足できている。初日の終わりには7番手にいたのでとてもうれしかった」
「でも残念なことに、土曜日の最終ステージ前にエンジントラブルのせいでリタイアしなければならなかった」