9月28日、FIA国際自動車連盟は2週間後に迫ったWEC世界耐久選手権第7戦富士6時間の最新版エントリーリストを発表した。そのなかでジェームス・ロシターがG-ドライブ・レーシングのドライバーラインアップに名を連ねている。
10月13~15日に静岡県・富士スピードウェイで開催されるWEC日本ラウンド、第7戦富士にはLMP1クラス4台、LMP2クラスが9台、LM-GTEプロクラスは8台、LM-GTEアマクラス5台の計26台がエントリー。
チャンピオン争いが大詰めを迎え、ポルシェとトヨタによるLMP1頂上決戦に注目が集まるなか、LMP2クラスの強豪チームのひとつであるG-ドライブ・レーシングは今回、元ウイリアムズF1のデベロップメント・ドライバーを務めたアレックス・リンに代えてスーパーGT500クラス、全日本スーパーフォーミュラ選手権などで富士の走行経験が豊富なロシターを起用を決定した。
G-ドライブ・レーシングは今季、開幕戦からロマン・ルシノフ、ピエール・ティリエ、アレックス・リンという布陣で同クラスに挑み、第2戦スパ・フランコルシャンでクラス優勝を飾ったほか、第3戦ル・マン24時間ではクラスポールポジションを獲得するなど、活躍をみせている。
今回発表されたエントリーリストではこのほかに、TOYOTA GAZOO Racingのドライバーが前戦から変更となっており、第6戦オースティンを“個人的な理由”で欠場したアンソニー・デビッドソンがセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の駆る8号車トヨタTS050ハイブリッドのラインアップに復帰する。
LM-GTEプロクラスは開幕戦からアストンマーチン・レーシングの97号車アストンマーチン・バンテージをドライブしてきたダニエル・セラの名前がリストから外され、ダレン・ターナーとジョナサン・アダムの2名体制となった。
また、LM-GTEアマクラスではガルフ・レーシング、86号車ポルシェ911 RSRのラインアップが変更。チームプリンシパルのマイケル・ウェインライトに代わり、マイケル・ヘッドランドが起用されている。