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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.03.28 12:20
更新日: 2018.03.28 12:34

IMSA:レクサスRC F、開幕2戦計36時間を完走。セブリングではファステスト記録

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ル・マン/WEC | IMSA:レクサスRC F、開幕2戦計36時間を完走。セブリングではファステスト記録

 北米耐久シリーズのIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに、2017年にデビューした新型レクサスRC F GT3で参戦している3GTレーシング。14号車と15号車の2台のレクサスを走らせる同チームは、1月末に開催された開幕戦デイトナ24時間レースに続き、3月17日に行われた第2戦セブリング12時間レースでも2台が揃って完走を果たした。

 14号車レクサスにドミニク・バウマン/カイル・マルチェリ/ブルーノ・ジュンケイラ/フィリップ・フロメンウィラー、15号車レクサスはジャック・ホークスワース/デビッド・ハイネマイヤー-ハンソン/ドミニク・ファーンバッハー/スコット・プルエットというように昨年から大きくドライバーラインアップを変更して2018年シーズンに臨んでいる3GTレーシング。

 シリーズの今季オープニングイベントとなったデイトナ24時間ではレース序盤、2台のレクサスがワン・ツー体制を築くなど好調な走りを披露する。

 しかし、不運なタイミングで出されたフルコース・イエロー・コーションや長いレースの中で起こるトラブル、アクシデントなどにより徐々に順位を落とし、最終的に15号車レクサスがGTデイトナ(GTD)クラス9位、14号車レクサスは同15位でのフィニッシュとなった。

参戦2年目の3GTレーシングは今季初めてデイトナで2台揃っての完走を果たした。
参戦2年目の3GTレーシングは今季初めてデイトナで2台揃っての完走を果たした。
夕焼けのセブリングを走る15号車レクサスRC F GT3
夕焼けのセブリングを走る15号車レクサスRC F GT3

 開幕戦から約2カ月後の開催となった第2戦セブリング。決勝前日に行われた予選では、このレースからマシンカラーリングがブルーからレッドに変わった15号車レクサスが、GTDクラス3番手を獲得する。また、僚友14号車レクサスも同じく2列目のクラス4番手につけた。

 迎えた決勝でも2台のレクサスは好調を維持。特に15号車レクサスはスタートでクラス首位に躍り出ると、その後45周に渡ってレースをリードしていく。

 しかし、気温が高くなるレース中盤は苦戦を強いられ、ポジションダウンをクラス15番手まで下げてしまう。それでも、レース終盤にかけては前を行くライバルたちを猛追。最終盤では1時間20分を超えるロングスティントを設けるなど、攻めの姿勢でふたたびポジションを回復していき、チェッカーまで残り1時間の時点ではクラス9番手だったものの、燃費走行作戦が功を奏しクラス5位フィニッシュを果たしている。

 15号車レクサスと同様に、レース序盤はトップグループの一員としてレースを引っ張っていた14号車レクサスは、ファステストラップを記録するなど速さを見せていたが、レース中盤にボンネットフードが3度に渡って浮き上がってしまうトラブルに泣かされ、結局14位でレースを終えることとなった。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ次戦ロングビーチは、プロトタイプクラスとGTル・マンクラスのみが出場するレースとなるため、3GTレーシングの次なる戦いの場は、5月4~6日開催の第4戦ミドオハイオとなる。

セブリングからレッド基調のカラーリングとなった15号車レクサスRC F GT3
セブリングからレッド基調のカラーリングとなった15号車レクサスRC F GT3
3回に渡ってボンネットが浮き上がってしまうトラブルに見舞われた14号車レクサス
3回に渡ってボンネットが浮き上がってしまうトラブルに見舞われた14号車レクサス
15号車レクサスは最終スティントで燃費走行を実施し、ライバルたちが最後の給油をする間に順位を上げた。
15号車レクサスは最終スティントで燃費走行を実施し、ライバルたちが最後の給油をする間に順位を上げた。


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