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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.07.18 11:49
更新日: 2019.07.23 23:06

WEC:山下健太の初陣、2019/20年開幕戦シルバーストンのエントリー発表。レベリオンは1台のみに

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ル・マン/WEC | WEC:山下健太の初陣、2019/20年開幕戦シルバーストンのエントリー発表。レベリオンは1台のみに

 7月17日、WEC世界耐久選手権は8月30日~9月1日にかけて、イギリス・シルバーストンで行われる2019/2020年シーズン第1戦シルバーストン4時間レースの暫定エントリーリストを発表した。先日、今季のWECフル参戦が発表された山下健太のデビューラウンドとなる開幕戦には、LMP1からLM-GTE Amクラスまでの4クラスから合計30台が出場する見込みだ。

 昨季の2018/2019年“スーパーシーズン”に引き続き、年を跨いでの開催となるWECの2019/2020年シーズン。9月に開幕する今季はイギリス、日本、中国、バーレーン、ブラジル、アメリカ、ベルギーと世界各地を転戦し、フランスの伝統的エンデュランスイベント、ル・マン24時間で最終戦を迎えることになる。

 そんな2019/2020年シーズンのオープニングイベントとなるシルバーストンには、トヨタが王者防衛を図るLMP1、山下健太のデビューが決定したLMP2、欧州自動車メーカーのワークスが激突するLM-GTE Pro、最多11台と盛況のLM-GTE Amの4クラスから、あわせて30台がエントリーしている。

 最高峰カテゴリーのLMP1クラスでは、TOYOTA GAZOO Racingのドライバーラインアップが確定。フェルナンド・アロンソが抜けた8号車にブレンドン・ハートレーが加わり、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴とともにマシンをシェアすることになった。

 一方、プライベーターチームのSMPレーシングがフルシーズンエントリーを取り消したことで、4チーム計8台から3チーム6台へと台数が減ることになった同クラスは今回、有力プライベーターであるレベリオン・レーシングが1台体制に切り替えたことによって、さらに参戦台数が減少することに。そのレベリオンは3名のドライバーをTBAとし、ジネッタのLMP1カーを走らせるニューカマー、チームLNTもチャーリー・ロバートソンとマイケル・シンプソン以外の4名がTBAとなっている。

 LMP2クラスは、4つの新規参戦チームを含む8台がエントリーリストに名を連ねた。新参チームはいずれもELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズからステップアップを果たすエントラントで、このなかのひとつであるユナイテッド・オートスポーツが、マシンをリジェJS P217からオレカ07にスイッチしてきたのはトピックスのひとつといえるだろう。

 また、同クラスはシリーズ内で唯一、タイヤメーカーのコンペティションが行われており今シーズンはミシュランと、ダンロップに代わるかたちで参入してくるグッドイヤーの2メーカーが激突する。ミシュランを選択しているのはユナイテッド・オートスポーツ、王者シグナテック・アルピーヌ・エルフ、クール・レーシング、チェティラー・レーシングの4チーム。対するグッドイヤーは山下を擁するハイクラス・レーシングのみで、残る3チームについては現時点で明らかにされていない。

メカクロームからAERにエンジンサプライヤーをスイッチしたジネッタG60-LT-P1
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