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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2022.03.05 11:21
更新日: 2022.03.05 11:22

ポルシェ、“ペンスキー繋がり”活かしLMDh用の新拠点をマンハイムに建設。WECの前線基地に

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ル・マン/WEC | ポルシェ、“ペンスキー繋がり”活かしLMDh用の新拠点をマンハイムに建設。WECの前線基地に

 すでにシェイクダウンを終え、2023年の実戦投入に向けてテストを重ねるポルシェのLMDhプロジェクトだが、ドイツのマンハイムにLMDhプログラム向けの新規ファクトリーを構えることが分かった。

 ペンスキーと組み、『ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ』として北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権、ならびにWEC世界耐久選手権の新たな最高峰クラスに参戦するポルシェだが、このマンハイムのファクトリーはWEC向けの前線基地となる模様だ。

 ペンスキーのオーナーであるロジャー・ペンスキーは、ペンスキー・オートモティブ・グループの創業者でもあり、世界各地に多種多様な自動車メーカーの正規ディーラーや販売店を持つ。その数は2022年3月現在、世界で438店舗を数える。

 関係者によれば、ポルシェLMDhの新拠点は、ペンスキーがドイツで経営するポルシェセンター・マンハイムの旧店舗を改装して作られるという。敷地面積はおよそ9700㎡に及ぶということだ。

ドイツ・マンハイムに位置するポルシェLMDhプログラムのファクトリー建設予定地
ドイツ・マンハイムに位置するポルシェLMDhプログラムのファクトリー建設予定地

 マンハイムはフランクフルト国際空港から南に約80㎞、ホッケンハイムリンクから約20km、ニュルブルクリンクから約110㎞に位置する。バイザッハにあるポルシェの開発センターからも110㎞ほどとなり、これらを行き来するアウトバーンは交通量が多い区間ではあるものの、ロジスティクス面での立地は良さそうだ。

 現在、その建物は全面改装工事が急ピッチで進められているが、ポルシェワークスチームが使用することになるため、一般の立ち入りは禁止されることになるという。

 内部の設備等に関しては回答を得られなかったものの、メカニックや各種専門エンジニアをはじめ、トランスポーターのドライバー、ITコーディネーターから専属フィットネストレーナーまで、数多くの専門職の人材募集を開始している。

 ポルシェはLMDh参戦発表に際し「大西洋の両側にチームの拠点を置く」と公言しており、欧州側の拠点がいよいよ決定した形だ。

 新ファクトリーの完成やチームメンバーがすべて揃うにはまだしばらく時間が必要になるだろうが、夏前には新拠点での準備が開催されるものと見られる。

ドイツ・マンハイムに位置するポルシェLMDhプログラムのファクトリー建設予定地
ドイツ・マンハイムに位置するポルシェLMDhプログラムのファクトリー建設予定地


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