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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2023.06.28 12:34

バトン様のさりげない気配り。全ドライバー&全車がコース上に並ぶまで【2023ル・マン日報6】

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ル・マン/WEC | バトン様のさりげない気配り。全ドライバー&全車がコース上に並ぶまで【2023ル・マン日報6】

 100周年イヤーを迎えたル・マン24時間レース。現地の興奮と熱狂をお伝えすべく、編集部ナカノが4年ぶりにフランスへと飛びました。このコーナーでは、現地の様子をこぼれネタ含め取材日記風にお届け。“日報”を語るわりにはあまりにも遅すぎる更新ですが、まだまだ100周年記念大会の余韻に浸りたいという方、そして日報もロクに書けない“社会人失格”のナカノの取材裏話にもう少し付き合ってやってもいい、という心優しい方に向けまして、お届けしましょう。

 ときはレースウイーク走行前日の火曜日へと戻ります……。

■6月6日:可夢偉が魅せた(?)オーバーテイク

 この日も走行はありませんが、午前中からサーキットへ。まずはファンビレッジへと向かい、日本政府観光局、そしてトヨタ、マツダと共同出展された『Japan. Endless Discovery.』ブースでのGRプリウスの発表です。ACOのピエール・フィヨン会長も登場しました。

 こちらのブースでは日本茶が振舞われているのですが、ブルボンの『ルマンド』がスポンサーに。シャレが効いてます。

 その目の前にあるフォードのブースでは、金曜日のマスタングGT3正式発表に向けて、マシンの周りをデジタルサイネージで取り囲み、そこに発表日時までのカウントダウンが表示されるという演出が。

 とはいえ、まだまだ絶賛設営中のこのブース。ベールかぶっているとはいえ、マシンは前から丸見え状態です。

 午前11時からは、ホームストレート上で全ドライバーの記念撮影が。コースへ出ると、こんな横断幕が観客席に掲げられていました。

 ちなみにこの撮影、ドライバーブリーフィング終わりで開催されるため、ストレート上では準備を整えてドライバーたちの登場を待つ形になります。こんな感じで、立ち位置がカーナンバーでバミられています。

 最前方には、100周年記念特別トロフィーも登場。台に載せられると、軽く人の背丈くらいあります。デカいです。

 鈴木紳平カメラマンも着目していましたが、トロフィーはこんな専用ケースで運ばれます。すごくないですか、これ。

 やや押し気味でブリーフィングが終わり、168名のドライバーたちが一気にストレートへ姿を見せます。これ、結構迫力あるんですよ。

 こちらはミルコ・ボルトロッティさんとアイアン・デイムスの女性ドライバー陣。

 にこやかに手を振りながら登場したのは、プジョーのロイック・デュバルさんです。

 どこに行っても大注目だったリル・ワドゥさん。地元フランスへの凱旋レースですからね。

 ドライバーの交友関係がなんとなく分かるのも、こういうシーンの醍醐味かなと個人的には思います。こちらはポルトガル出身のおふたり。

 チーム代表業にも忙しい小林可夢偉さんは、電動キックボードで姿を見せ、多くのドライバーたちを颯爽とオーバーテイクしていきます。

 そんなわけで、たくさんのメディアが見守るなか、無事に全ドライバーが整列し、撮影タイムへと突入しました。

■次のページへ:ユルい空気が流れる全車撮影


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