100周年イヤーを迎えたル・マン24時間レース。現地の興奮と熱狂をお伝えすべく、編集部ナカノが4年ぶりにフランスへと飛びました。このコーナーでは、現地の様子をこぼれネタ含め取材日記風にお届け。“日報”を語るわりにはあまりにも遅すぎる更新ですが、まだまだ100周年記念大会の余韻に浸りたいという方、そして日報もロクに書けない“社会人失格”のナカノの取材裏話にもう少し付き合ってやってもいい、という心優しい方に向けまして、お届けしましょう。
ときはレースウイーク走行前日の火曜日へと戻ります……。
■6月6日:可夢偉が魅せた(?)オーバーテイク
この日も走行はありませんが、午前中からサーキットへ。まずはファンビレッジへと向かい、日本政府観光局、そしてトヨタ、マツダと共同出展された『Japan. Endless Discovery.』ブースでのGRプリウスの発表です。ACOのピエール・フィヨン会長も登場しました。
こちらのブースでは日本茶が振舞われているのですが、ブルボンの『ルマンド』がスポンサーに。シャレが効いてます。
その目の前にあるフォードのブースでは、金曜日のマスタングGT3正式発表に向けて、マシンの周りをデジタルサイネージで取り囲み、そこに発表日時までのカウントダウンが表示されるという演出が。
とはいえ、まだまだ絶賛設営中のこのブース。ベールかぶっているとはいえ、マシンは前から丸見え状態です。
午前11時からは、ホームストレート上で全ドライバーの記念撮影が。コースへ出ると、こんな横断幕が観客席に掲げられていました。
ちなみにこの撮影、ドライバーブリーフィング終わりで開催されるため、ストレート上では準備を整えてドライバーたちの登場を待つ形になります。こんな感じで、立ち位置がカーナンバーでバミられています。
最前方には、100周年記念特別トロフィーも登場。台に載せられると、軽く人の背丈くらいあります。デカいです。
鈴木紳平カメラマンも着目していましたが、トロフィーはこんな専用ケースで運ばれます。すごくないですか、これ。
やや押し気味でブリーフィングが終わり、168名のドライバーたちが一気にストレートへ姿を見せます。これ、結構迫力あるんですよ。
こちらはミルコ・ボルトロッティさんとアイアン・デイムスの女性ドライバー陣。
にこやかに手を振りながら登場したのは、プジョーのロイック・デュバルさんです。
どこに行っても大注目だったリル・ワドゥさん。地元フランスへの凱旋レースですからね。
ドライバーの交友関係がなんとなく分かるのも、こういうシーンの醍醐味かなと個人的には思います。こちらはポルトガル出身のおふたり。
チーム代表業にも忙しい小林可夢偉さんは、電動キックボードで姿を見せ、多くのドライバーたちを颯爽とオーバーテイクしていきます。
そんなわけで、たくさんのメディアが見守るなか、無事に全ドライバーが整列し、撮影タイムへと突入しました。