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投稿日: 2016.09.24 20:13
更新日: 2016.09.25 08:49

SF予選ハプニング:可夢偉と山本が接触で立ち往生、戦場と化する予選ピットロード

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スーパーフォーミュラ | SF予選ハプニング:可夢偉と山本が接触で立ち往生、戦場と化する予選ピットロード

 スーパーフォーミュラ第5戦SUGO。予選Q1の残り7分を切って、まさかのアクシデントがピットロードで起きた。SUNOCO Team LeMansの小林可夢偉とTEAM 無限の山本尚貴がピットロードで接触し、ファストレーンで2台が立ち往生。後続マシンが通せんぼ状態になり、後続はファストレーンの2台を避けてコースイン。接触した山本は結局アタックを止め、可夢偉はノーズが破損した状態でアタックしたものの2台はQ1落ちという結果になってしまった。

規定ではファストレーンに最初に入っているマシンに優先権があるため、後から入った山本にペナルティ。
規定ではファストレーンに最初に入っているマシンに優先権があるため、後から入った山本にペナルティ。

 現在のスーパーフォーミュラの予選はかつてないほど熾烈だ。予選Q1ではトップから1秒以内に19台中17台が入る、超僅差のバトル。わずかの差で順位が大きく変わってしまうため、アタック自体だけでなく、その前段階のタイヤのウォームアップ、そしてコースインのタイミングや前後マシンとのギャップで勝負が決まると言っても過言ではない。

 自分のパフォーマンスを最大限発揮するためには、クリーンラップでアタックができることが前提になる。そのため前後マシンとのギャップをきっちりと取らねばならず、そのアタックのタイミングを調整するためにも、他のマシンの後ろで押さえられる前に、いち早くコースインしてポジションを確保したい。そのため、現在ではコースインの5分前からピットロードに各車が並び、セッション開始の青信号を待つ。

 また、セッション最後の路面にラバーが乗ったグリップが一番得られるタイミングを狙い、Q1では残り7分を切ったところで各車一斉にコースインするのは、今年のスーパーフォーミュラ予選の定番パターンとなっている。

 そのQ1残り7分を切って、今回の接触ハプニングは起きたが、実は可夢偉はVANTELIN TEAM TOM’Sの中嶋一貴からも、Q1セッション開始直前のピットロードで接触を受けていた。こちらの被害は大きくはなかったが、可夢偉にとっては2度、接触を受けたことになる。

「なんで僕だけ!? っていう感想ですね。なかなかないですよね。1日で2度もピットロードで接触を受けるのは」と、ユーモアを交えて振り返る可夢偉。


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