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投稿日: 2019.10.08 23:00
更新日: 2019.10.10 19:22

『スマイル・キッズ at おかやま』開催。サーキット施設や走行を見学、坪井&牧野を招いて特別授業も

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スーパーフォーミュラ | 『スマイル・キッズ at おかやま』開催。サーキット施設や走行を見学、坪井&牧野を招いて特別授業も

 全日本スーパーフォーミュラ選手権の第6戦岡山国際サーキット大会の開催に合わせて、9月26日(木)、27日(金)の2日間にわたり『スマイル・キッズ at おかやま』が開催された。

『スマイル・キッズ』とは、社会科授業『工業生産品』や文部科学省が進める『キャリア教育』と連携し、日本の自動車産業全体の話やレース活動を通じて、職業意識やチームワークの重要性を子どもたちに学んでもらおうという取り組みだ。これまでに宮城県、栃木県、広島県、岡山県の15の小学校を訪問し、のべ2,299名の子どもたちが『スマイル・キッズ』に参加している。

 今回の『スマイル・キッズ』は、岡山県和気郡和気町立・本荘小学校の5年生と6年生を対象に行われた。まずは26日(木)に本荘小学校を訪問し、スーパーフォーミュラの現役ドライバーである坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)と牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)、かつてホンダでスーパーフォーミュラのプロジェクトリーダーを務めた坂井典次氏を講師陣に迎え、スーパーフォーミュラのオフィシャルステージMCを務める笠原美香さんの進行で授業が行われた。

 小学校では、模型飛行機の主翼と送風機を用いて揚力とダウンフォースの実験/解説や、ピンポン球とプラスチック製のゴルフボールを投げ合ってフォーミュラカーのウイングの説明などが行われた。またドライバーの動体視力の良さを証明するために、0.2〜0.6秒という非常に短い時間の間にスクリーンに表示された文字を当てるゲームなども行った。

 また2009年から2013年までフォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラで使用されたマシン『SF13』が小学校に持ち込まれ、実際にエンジンを始動させた。エンジンのかかったフォーミュラカーを目の前にした子どもたちは、その大きなエンジン音に驚きながらも、興味深くマシンを観察。授業は盛り上がりを見せ、坪井、牧野の両選手との交流も進んだ。

『スマイル・キッズ at おかやま』開催。サーキット施設や走行を見学、坪井&牧野を招いて特別授業も
『SF13』を見学する本荘小学校の小学生たち。手前に立つのは講師を務めた坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

 翌27日(金)は、授業を受けた子どもたちが岡山国際サーキットを訪問。前日に講師として登壇した坪井や牧野とも再会し、チームのピットやヨコハマタイヤを訪れ、エンジニアやメカニクらの作業を見学。サーキット内の施設なども見て回り、ポディウムでは記念撮影も行った。

 専有走行の間は、Cパドックのスタンド席でホンダやトヨタの旗を振って走行を見学した。最後には観光バスでコースを走行し、子どもたちはサーキットを楽しんだようだ。

 2日間の『スマイル・キッズ』に参加した小学生からは様々な感想が聞こえてきたが、そのなかには「将来はレースに関わる仕事に就きたい!」という声も。このような活動を通じて、職業意識やチームワークの重要性を学んだうえで、よりモータースポーツへの関心も持ってもらえたら幸いだ。

『スマイル・キッズ at おかやま』開催。サーキット施設や走行を見学、坪井&牧野を招いて特別授業も
パドックで牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)と再会

『スマイル・キッズ at おかやま』開催。サーキット施設や走行を見学、坪井&牧野を招いて特別授業も
岡山国際サーキットの表彰台で記念撮影
『スマイル・キッズ at おかやま』開催。サーキット施設や走行を見学、坪井&牧野を招いて特別授業も
Cパドックのスタンド席で専有走行を見学

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