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投稿日: 2021.03.15 19:32
更新日: 2021.03.16 09:45

4度目のタイトル獲得を狙うディフェンディングチャンピオン、山本尚貴【2021年SFドライバー紹介】

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スーパーフォーミュラ | 4度目のタイトル獲得を狙うディフェンディングチャンピオン、山本尚貴【2021年SFドライバー紹介】

 2021年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権は4月3〜4日に富士スピードウェイで開幕を迎える。第1戦を前に、2021年シーズンを戦うスーパーフォーミュラのドライバーたちのこれまでのレースキャリアやドライバーとしての特徴などを紹介する。今回は2020年のシリーズチャンピオンに輝いた山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)だ。

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 2020年に自身としては3度目となるシリーズチャンピオンに輝き、今季はカーナンバー1をつけて臨む山本尚貴。2010年にNAKAJIMA RACINGからデビューを果たし、翌2011年にはTEAM無限に移籍。2013年には序盤戦から表彰台に絡むレースを披露し、2レース制で行われた最終戦鈴鹿でアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)とロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)がWEC世界耐久選手権参戦のため欠場するなかで、ダブルポールポジションを獲得すると、レース1で優勝、レース2で3位に入る活躍を見せ、大逆転で初のチャンピオンを獲得した。

 参戦車両がダラーラ・SF14になって以降は、苦戦する時期もあったがホンダ勢のエースとして、果敢に攻める走りをみせた。2018年にはシーズン3勝を挙げる活躍で2度目のシリーズタイトルを獲得。最終戦の鈴鹿ではニック・キャシディ(KONDO RACING)と0.1秒を争う接近した攻防戦を繰り広げ、スーパーフォーミュラの歴史に残る名勝負を繰り広げた。

 また、2018年はスーパーGTでジェンソン・バトンとコンビ組んでTEAM KUNIMITSUから参戦し、シリーズタイトルを獲得。史上4人目となる国内二冠王者に輝いた。

 その実績が評価され、2019年のF1日本GPではスクーデリア・トロロッソ(現スクーデリア・アルファタウリ)からフリー走行1回目に出走。日本人ドライバーとしては5年ぶりにF1の公式セッションに参加している。

 スーパーフォーミュラでは2019年にDOCOMO TEAM DANDELION RACINGに移籍し、キャシディとチャンピオン争いを演じるが、わずかに及ばずランキング2位に。2020年は、そのリベンジとばかりの快進撃をみせ、3度目のドライバーズチャンピオンに輝いた。さらにスーパーGTでも牧野任祐と組んで、最終戦での大逆転劇の末シリーズタイトルを手にし、史上初めてとなる2度目の国内2冠王に輝き、“現役最強”という呼び声も高い。

 特に鈴鹿サーキットでは、圧倒的な強さをみせ、同地でこれまで8回のポールポジションと、6度の優勝を飾っている。

 2021年はデビューイヤーに在籍したTCS NAKAJIMA RACINGに復帰し、4度目の王座に挑む。プライベートでは、2016年にテレビ東京の狩野恵里アナウンサーと結婚し、現在は2児の父でもある。

■スーパーフォーミュラ:2020年シーズン戦績
出場:7回
優勝:1回
2位:1回
3位:1回
ポールポジション:1回
エンジン:ホンダ
獲得ポイント:62
獲得有効ポイント:62
ランキング:1位

山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
2021年スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式合同テスト 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
2021年スーパーフォーミュラ 鈴鹿公式合同テスト 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)


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