いよいよ2016年のタイトルを決めることになる第3戦/第8戦もてぎ。毎年大混戦のGT300クラスだが、今年はより一層予想がしづらい。最終ラウンドを迎えるにあたって、ランキング首位はGT300マザーシャシー勢の雄、VivaC 86 MCの土屋武士/松井孝允組(54ポイント)。5点差でB-MAX NDDP GT-Rの星野一樹/ヤン・マーデンボロー組が2位、6点差でARTA BMW M6 GT3の高木真一/小林崇志組が続いている。
とは言え、上位陣は4位のSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、5位のTOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一)組までは僅差。それ以降も点差がそこまで大きく離れているわけでもなく、この2戦で最大合計42ポイントが獲得できることを考えると、なんとランキング13位のヨルグ・ミューラー/荒聖治組Studie BMW M6までチャンピオンの可能性は残されているのだ。
では、いったいどこが勝ち、最後は誰がチャンピオンになるのか……!?こちらも非常に予想がしづらい。車種面では、GT300マザーシャシーにとってはそれほど得意なコースではない。第7戦タイの後、土屋にもてぎ戦に向けて聞くと「正直得意じゃない」という返事が返ってきた。
「去年は雨が降ったりでしっかりレースをできていないし、テストもできていないのでどうなるかは分かりませんが、しっかり準備をしていくだけ」という。
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