レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.11.01 00:00
更新日: 2018.02.15 16:14

【ポルシェジャパン】アジアン ルマン シリーズ – 岡山 – レース2 レースレポート


アジアン ルマン シリーズ – 岡山 – レース2 レースレポート

ルマン24時間レース、アメリカンルマンシリーズ(ALMS)、ヨーロッパルマンシリーズ(LMS)に続くルマンのレギュレーションに沿ったシリーズとして今回が初開催となった「アジアンルマンシリーズ」は、昨日のレース1に続き、岡山国際サーキット(岡山県)にて11月1日(日) レース2が開催されました。

■ レース2
11月1日(日) 曇り/気温19度/路面温度22度
レース1同様に好スタートを切って早速GT2クラスの1-2体制を築いたTEAM FELBERMAYR- PROTON (911 GT3 RSR)の #77 Henzlerと#88 Holzer。昨日優勝のBMW M3 の#92 Mullerはクラス4番手のポジションに付きました。

チームメイト同士1秒以内の僅差で接近戦を続けていた#77 Henzlerと#88 Holzerでしたが、13周目に突然#77 Henzlerはスローダウン。ピットに戻ることなくコースサイドに車を止めリタイヤとなりました。#77 Henzlerは「序盤は調子よく走れたが、13周目で突然の駆動系トラブルに見舞われ残念な結果となった」と語りました。

これでトップに立ったのは#88 Holzer。しかしその1.3秒後方からは#40 Ford GT (Murry)が迫り、さらにその後ろ3番手にはレース1優勝の#92 Mullerが続くという熾烈なクラストップ争いが展開されました。そこから約10周に渡るテールトゥノーズの戦いでしたが、26周目のパイパーコーナーで#88 Holzerが#40 Murryにオーバーテイクされました。33周目にはクラス7位走行中のHANKOOK-KTR (911 GT3 RSR) の#98 木下みつひろがピットイン。ドライバーは影山正美へと交代しました。

トップは依然として#40 Murry。その後ろで#88 Holzerが前に出るためのチャンスを伺っていた矢先、#40 Murryが41周目のアトウッドカーブ手前で突然のスローダウン。再び#88 Holzerがトップの座を取り戻しました。#40は自力でピットへ帰り着きましたが再びコースへ復帰するまでには長い時間を要しました。

44周目に入ると、#92 Mullerが予定のピットインを行いドライバーはMilnerにチェンジ。続いて#88 HolzerもピットインでRiedにドライバー交代しましたが、ピット戦略の違いによって#92 Milnerがトップに。その後は#88 Riedのペースがなかなか上がらず、レース時間の半分となる1時間半を経過した頃には、3位走行中の#89 HANKOOK Ferrari F430のSimonsenにポジションを奪われました。

69周目には#88 Riedが2回目のピットインで、ドライバーを再びHolzerに交代。一方#98 影山は77周目にピットインするもドライバー交代は行わず影山が続けてドライブしました。そして同じ頃にピットインした#92 MilnerはMullerへのドライバーチェンジは行ったもののトラブルを抱えている様子で一旦ガレージ内へマシンを格納。約4ラップ分の時間を費やして再度コース復帰しました。

これでトップに立ったのは75周目にドライバー交代を済ませている#89 Farnbacher。そして2位に#88 Holzer、3位にはじりじりとポジションを上げていた#71 Daishin Ferrari F430の青木、4位には#98 影山となり、結果このまま113ラップを走り切りフィニッシュを迎えました。

ドイツからエントリーしたTEAM FELBERMAYR- PROTOは、昨日のレース1で#77号車(Lieb / Henzler組)が2位を獲得し、このレース2ではチームメイトの#88号車(Ried / Holzer組)が同じく2位を獲得するという素晴らしい成績を収めました。

この日ポルシェ勢で見事クラス2位を勝ち取った#88号車(Ried / Holzer組)は「途中ギアボックストラブルに見舞われてペースを上げられない状況となったが、結果的には2位獲得が出来たことを素直に満足しています」と苦しみながらもポディウムに上がる成績を収められた喜びを語りました。

Statistics: Asian Le Mans Series Rece 2 – Okayama
Result GT2 class
1. Fambacher/Simonsen (DEU/AUS), Ferrari F430 GT, 114 laps
2. Reid/Holzer (DEU/DEU), Porsche 911 GT3 RSR, 113 laps
3. Aoki/Fujii (JPN/JPN), Ferrari F430 GT, 113 laps
4. Kinoshita/Kageyama (JPN/JPN), Porsche 911 GT3 RSR, 112 laps
5. Muller/Milner (DEU/USA), BMW E92 M3, 110 laps
6. Robertson/Robertson/Murry, Ford GT Mk7, 105 laps
7. Lee/Ma/Enge, Aston Martin Vantage, 93 laps