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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.05.30 11:18
更新日: 2022.05.30 11:53

ホンダ 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | ホンダ 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

Astemo NSX-GTがホームコースの鈴鹿サーキットで2位表彰台獲得

 5月28日(土)~29日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)で2022年度スーパーGTシリーズ第3戦が開催され、GT500クラスに5台の2022年型NSX-GT、GT300クラスに2台のNSX GT3が出走しました。

 Honda陣営にとってはホームコースとも言える鈴鹿サーキットですが、スーパーGT GT500クラスでは2018年以来、勝つことができていません。しかし、2020年以来過去3レースでは公式予選でNSX-GTがポールポジションを獲得し、その速さは示してきました。

 公式予選が行われた土曜日の鈴鹿サーキットは朝から晴天となりました。Q1セッションには8号車 ARTA NSX-GT(福住仁嶺)、16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京)、17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大)、64号車 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)、100号車 STANLEY NSX-GT(山本尚貴)が出走しましたが、ランキング上位でサクセスウエイト(SW)の重い100号車(36kg)と8号車(22kg)は苦戦。

 これに対してSWが1kgの16号車NSX-GT(笹原)、6kgの17号車(塚越)の2台がQ2セッションへ進出することができました。Q2セッションの結果、16号車(大湯都史樹)が4番手、17号車(松下信治)が5番グリッドを獲得しました。

 決勝日も鈴鹿サーキットは晴天となり、気温、路面温度ともに上昇して厳しいコンディションの中で決勝レースが始まりました。スタートでは混乱もなく上位5台が後続を引き離し始める展開となりました。

 トップ集団の最後方にいた17号車NSX-GT(松下)は、2周目のストレートで前を走る16号車NSX-GT(笹原)に並ぶと、1コーナーで順位を入れ替えて4番手に進出。さらに、走り始めのペースに苦しんでいたポールポジションスタートの19号車GR Supraもオーバーテイクして3番手へ順位を上げました。5番手となった16号車NSX-GT(笹原)も、フルコースイエローを挟んで19号車GR Supraをかわし4番手に続きました。

 10周目、コース上で発生したアクシデントを処理するためセーフティカーが介入。15周目にレースが再開され、18周完了時点で16号車NSX-GT(笹原)、20周完了時点で17号車NSX-GT(松下)がピットに入り、タイヤ交換を行うとともに、それぞれが大湯、塚越へドライバー交代を行いました。このとき17号車は前を走っていた37号車GR Supraの前でコースに復帰、いわゆるアンダーカットにより事実上の順位をひとつ上げることに成功しました。

 レース後半に入り、全車がドライバー交代を終えた段階で17号車NSX-GT(塚越)は、後方の37号車GR Supraとの間に1秒強の間隔をつけて2番手を走ることとなりました。一方、6番手を走る16号車NSX-GT(大湯)はタイヤ交換のため33周完了時点で2回目のピットインを行って大幅に順位を落としました。
 
 さらに37周目にも緊急ピットインをしてタイヤ交換を行いましたが、コース復帰直後のフルコースイエロー導入時に、減速していた周回遅れのGT300車両に追突、マシンを壊してレースを終えてしまいました。替わって6番手には福住仁嶺からマシンを引き継いだ8号車NSX-GT(野尻智紀)が上がり、前を行く19号車GR Supraを追走し始めました。

 2番手の17号車NSX-GT(塚越)は後続の37号車GR Supraとの間隔を1秒強に保って2番手で周回を重ね、そのまま52周を走りきってスタートから3ポジションアップの2位でチェッカーフラッグを受けました。後方、8号車NSX-GT(野尻)は最終ラップの最終コーナー立ち上がりで、終盤に追い上げてきた24号車Zのオーバーテイクを許し7位でレースを終えました。また100号車NSX-GT(牧野任祐)は9位でフィニッシュし、ここまでの3チームが選手権ポイントを獲得してシリーズ第3戦を終えました。

2022スーパーGT第3戦鈴鹿 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)
2022スーパーGT第3戦鈴鹿 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)

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