SBK：2020年暫定エントリーリスト発表。日本人ライダーは高橋巧がホンダからフル参戦

　スーパーバイク世界選手権（SBK）の2020年暫定エントリーリストを1月21日付けでFIM（国際モーターサイクリズム連盟）が発表した。2020年は昨年から3チーム4名が増え15チーム22名のライダーがフルエントリー。日本人ライダーは高橋巧が（MIE Racing）参戦する。

　ワークスチームでは、チャンピオンチームのカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKは、5連覇を達成したジョナサン・レイが継続参戦。チームメイトにヤマハで戦ったアレックス・ロウズを起用した。

　2019年ランキング2位のアルバロ・バウティスタはドゥカティからチームHRCに移籍。カワサキから移籍したレオン・ハスラムとともに戦い、ニューモデルのホンダCBR1000RR-RW FIREBLADE SPを使用することがホンダから発表されている。

　ARUBA.IT レーシング-ドゥカティはチャズ・デイビスがドゥカティを駆り7年目の参戦となる。チームメイトはMotoGPに参戦経験があり、2019年にブリティッシュスーパーバイク選手権（BSB）で王者に輝いたスコット・レディングだ。

　パタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチームはマイケル・ファン・デル・マークに加え、ターキッシュ・プセッティレーシングでカワサキを駆ったトプラク・ラズガットリオグルがヤマハでワークス入りを果たした。

　BMWモトラッド・ワールドSBKチームはトム・サイクスが継続参戦。新加入したユージン・ラバティはBMW初ライドとなるが、ショーン・ミュア・レーシングとの合同チームであるため古巣に復帰する形となる。

　そのほかは、レオン・キャミア（バーニー・レーシングチーム）、マイケル・ルーベン・リナルディ（チーム・ゴーイレブン）、レアンドロ・メルカド（モトコルサ・レーシング）、シルバン・バリエ（Brixx Performance）の4名がドゥカティ パニガーレV4 Rを駆り戦い、6台ドゥカティが参戦することになる。

　ヤマハはギャレット・ガーロフ、フェデリコ・カリカスロ（GRTヤマハ・ワールドSBKジュニアチーム）とロリス・バズ（テンケイト・レーシング・ヤマハ）も参戦するため計5台。

　カワサキはチャビ・フォレズ（カワサキ・プセッティ・レーシング）、マキシミリアン・シャイブ（ORELAC Racing VERDNATURA）とチーム・ペデルチーニ・レーシングから1台が参戦予定だ。

　チーム・ペデルチーニ・レーシングはジョルディ・トーレスと2020年まで、ロレンツォ・サバドーリと2021年まで契約を結んでおり2台体制で参戦する予定であったが、エントリーが変更される。

　ホンダからは高橋巧が参戦。MIE Racingというチーム名でエントリーされたが、MIEレーシング・アルティア・ホンダ・チームとして参戦することがホンダから発表されている。また、同チームは2台体制となるようだがもうひとりのライダーは発表されていない。

　スーパースポーツ世界選手権（WSS）では大久保光がホンダCBR600RRに乗り換えDynavolt Hondaから参戦。スーパースポーツ世界選手権300（WSS 300）からは岡谷雄太（MTM Racing Team）がカワサキ・ニンジャ400を駆り継続参戦する。

■2020年シーズン SBK暫定エントリーリスト（1月21日時点）