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クルマ ニュース

投稿日: 2024.04.17 12:46
更新日: 2024.04.17 12:52

アルファロメオ、新コンパクト『ミラノ』……改め『ジュニア』が世界初公開。HVに加え初BEVも

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クルマ | アルファロメオ、新コンパクト『ミラノ』……改め『ジュニア』が世界初公開。HVに加え初BEVも

 1910年にアルファロメオが創立されたイタリア・ミラノで、4月10日に華々しいワールドプレミアを実施し、ブランドの「新しいデザイン言語を示す」モデルとして注目を浴びたコンパクトハッチ『MILANO(ミラノ)』だが、発表わずか数日でイタリア政府より“横槍”が入り、その名称を『JUNIOR(ジュニア)』へと変更する騒動に。モデル自体は可変ジオメトリーターボを備えた48VハイブリッドVGTに加え、WLTPモードで410kmの航続距離を誇るピュアEVも設定される意欲作となっている。

 そのラウンチからわずか5日後の4月15日付で、イタリア政府より「法律で禁止されている」との通達を受けたアルファロメオは、一般公募から決定していた新型モデルの名称を再検討し「新しいクルマの名前よりも重要な課題が(政府には)あると考えていた」としつつ、改めてその名を『JUNIOR(ジュニア)』とすることをアナウンスした。

「ジュニアの名前はブランドの歴史に強く結びついており、始めから我々が評価していた名前のひとつでもある。一般の方にも支持されていたため、その選択は非常に自然なものだった」と、改めて声明を発表したジャン=フィリップ・インパラートCEO。

「アルファロメオは、この名前(MILANO)がすべての法的要件を満たしていると確信していたが、一般からのポジティブなフィードバックや、イタリアのディーラーネットワークからの支援、新型車に対するメディアの注目を集めてくれたジャーナリスト、またこの議論によってもたらされた無料の宣伝に対し、政府に感謝している」

 こうして華々しいデビューを飾ったジュニアは、近年の『Giulietta(ジュリエッタ)』や『Mito(ミト)』の実質的後継に位置付けられるコンパクトモデルで、全長4.17m、全幅1.78m、全高1.5mのサイズ感を有する。

 そのうえで「セグメントでもっとも軽量かつ最適な重量配分のプラットフォーム」をベースとし、有名なバロッコのテストセンターで『Giulia GTA(ジュリアGTA)』の開発に携わったチームが開発を担当したという。

 結果、ステアリングはセグメントでもっともダイレクト(ギア比14.6)で極めて正確に反応するよう躾けられ、4種類のパワートレインと3種類のパッケージオプションを用意(本国仕様)するという力作となっている。

イタリア政府より「法律で禁止されている」との通達を受けたアルファロメオは、改めてその名を『JUNIOR(ジュニア)』とすることをアナウンスした
360°パーキングセンサーと180°リアカメラが周囲の状況を監視する、実用的な半自動パーキングシステムも搭載

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