マクラーレン・オートモーティブが12月10日に発表したハイパーカー『マクラーレン・セナ(McLaren Senna)』。伝説のF1ドライバーの名を冠する同モデルは、マクラーレン史上もっともサーキット走行における車両性能に重点を置いた開発がなされた究極のロードカーだ。
「まったく妥協のないレベルにまで自分を高めるのだ。自分のすべてを、まさにすべてを捧げるのだ」とはかつてマクラーレンF1で活躍した伝説のドライバー、故アイルトン・セナの言葉である。並外れた集中力とサーキットで最高の結果を出すことにこだわり抜いたヒーローの不屈の精神はマクラーレンで生き続けている。
高性能ロードカーシリーズの総称である“アルティメットシリーズ”の最新モデルにセナの名を関したマクラーレンは、同モデルをロードカーとしながらその開発目的は「公道でも走れる、マクラーレンの究極のサーキット仕様モデル」であったと認める。
『マクラーレン・セナ』サーキット走行のなかでドライバーとクルマの一体感をもっとも純粋な形で実現すること、マクラーレンの他モデルでは味わえない強烈なサーキット体験を味わうことができるハイパーカーとして開発された。
マクレーレン史上もっともパワフル、単体で800PSを発揮する4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載しながらカーボンファイバーシャシーの採用によって乾燥重量1198kgに抑えられた『セナ』は「まさに比類なきクルマである」と語るのはマクラーレン・オートモーティブのマイク・フルーウィットCEO。
「(最新モデル『セナ』は)マクラーレンがモータースポーツを通して培ってきたDNAが具現化されており、公道での走行も可能だが、そもそもはサーキットでの活躍を目指してデザインおよび開発がなされた」とコメント。
「このアルティメットシリーズの新モデルに込められたすべての要素が、優れた性能を生み出すための妥協なき姿勢を示している」
「このクルマには、ドライバーとマシンとの一体感を可能な限り純粋な形で結実させるための工夫が凝らされており、サーキットにおける究極のドライビング・エクスペリエンスはまさにマクラーレンならではであると考えているんだ」