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投稿日: 2019.02.04 17:28
更新日: 2019.03.13 17:52

“名門”ブラバムが放つハイパーカー『BT62』がバサーストのラップレコードを更新


 ブラバム・オートモーティブは2月2日、オーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットで『BT62』のエキシビション走行を実施し、同コースのラップレコードタイムを更新する1分58秒69をマークした。

 ブラバム・オートモーティブは、元F1ドライバーでル・マン24時間ウイナーでもあるデビッド・ブラバムが設立したオーストラリアの新ブランドだ。

 同社は2018年5月にブランド第1号車でサーキット専用モデルのBT62を初披露すると、今年1月にはWEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスに、2021/22年シーズンから参戦する方向で準備を進めているとアナウンスしている。

 そんなブラバムブランドは、地元オーストラリアを代表するスポーツカーレースのひとつであるバサースト12時間のレースウイーク中に“BT”を冠する新車のデモ走行を披露。最高700馬力、最大ダウンフォース1200kgに達するハイパーカーの走りを母国ファンにみせつけた。

 ステアリングを握ったのは元VASCヴァージン・オーストラリア・スポーツカー・チャンピオンシップのドライバーで、同社のテストドライバーを務めるルーク・ヨールデンだ。

 2017年にバサースト1000を制したオーストラリア人ドライバーは、1月31日(木)の走行で1分59秒36を記録して従来のレコードを1000分の7秒更新すると、2日(土)はさらにタイムを縮め1分58秒6944をマークしてみせた。

「ブラバムBT62が今日記録したレコードラップは、このクルマに組み込まれるDNAのポテンシャルを示すものだ」と語るのは代表取締役社長とチーフテストドライバーを兼任するデビッド・ブラバムだ。

「私は我々のクルマがレコードラップを破ることを疑わなかった。それはBT62や開発を担うテストチームにとって不可欠なことだったからね」

「無事に役目を果たし、新レコードホルダーになったルーク(・ヨールデン)を祝福したいと思う」

 そのヨールデンは走行後、「僕はバサーストでたくさんのGTカーを走らせてきたが、ブラバムBT62はそれらとは別のレベルにあるように感じた」と語った。

「それはまさしくレーシングカーの感覚だ。クルマがしっかりと地面を捕まえているのがステアリングを通して伝わってきて、それがプッシュし続ける自信になる。また、わずか972kgという乾燥重量がもたらすフィールディングは素晴らしいよ!」

「(バサーストのような)象徴的なサーキットでラップレコードホルダーになることができ、僕は夢をひとつ叶えることができたんだ。それを可能にするクルマを作ってくれたブラバム・オートモーティブのみんなに感謝したいね」

 ブラバム・オートモーティブでは、BT62によって記録された新レコードラップのオンボードを公開しており、そのフルラップはYouTubeで確認することが可能だ。

ブラバム・オートモーティブはBT62の公道走行を可能にするオプションも設定している。
ブラバム・オートモーティブはBT62の公道走行を可能にするオプションも設定している。


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