スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を持つ『BMW 4シリーズ・グランクーペ』をベースに、1回の充電で590km(欧州仕様値)の長距離走行を可能とした電気自動車『BMW i4(アイフォー)』が登場。2月16日より発売開始となっている。
2021年末に登場した、同じく『X3』をベースとした『iX3』に続く、既存ラインアップモデルがベースのフル電動モデルは、4ドアの優れた機能性を高次元で融合し、日本初認可を取得したハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能や最新のコネクティビティを標準装備とする先進的な1台とされる。
注目の電動パワートレインには“eDrive40”と“M50”の2種類が設定され、前者では最高出力250kW(340PS)、最大トルク430Nmを発揮する電気モーターをリヤに搭載し、後輪を駆動する。ボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池容量は210.6Ah、総エネルギー量は83.9kWhとなり、ベースグレードながら一充電走行可能距離は590kmを誇っている。
一方の“M50”は前輪を駆動するモーターを追加した4輪駆動モデルとなり、最高出力190kW(258PS)、最大トルク430Nmを発揮する前輪モーターと、最高出力230kW(313PS)、最大トルク365Nmを発揮する後輪モーターにより、システムトータルでの最高出力は400kW(544PS)/最大トルク795Nmを発生する。
同じくボディ床下に収納されるリチウム・イオン電池容量は210.6Ah、総エネルギー量は83.9kWhと“eDrive40”同一となることで、一充電走行可能距離はわずかに短縮の510km(欧州仕様値)となっている。
その充電テクノロジーにも最新の規格が採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO/チャデモ)に対応。普通充電では自宅で6.4kWのBMWウォール・ボックス(200V/32A)を利用することにより、一晩(約15時間)で0%の状態から100%まで充電することが可能となる。