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F1 ニュース

投稿日: 2017.04.26 17:04
更新日: 2017.04.26 18:31

2021年F1エンジン規定の策定は「課題は共有されている」とルノー首脳

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F1 | 2021年F1エンジン規定の策定は「課題は共有されている」とルノー首脳

 ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、2021年からのエンジンレギュレーションを幅広く指示されるものにするという作業は、F1にとっての難題になると考えている。

 この件について3月に行われた初回会合では、現行のV6ターボ・ハイブリッドを、2021年以降はよりシンプルで安価かつ音の大きいエンジンに切り替えることで合意が得られた。

 現行規定の問題点を洗い出してコンセンサスを得ることは容易だったが、新規定の細目を、ファンを含むすべての関係者が受け入れ、合意できる内容にしていくのは一筋縄ではいかないとアビテブールは危惧する。

「解決策は簡単に見つかるようなものではない。なぜなら技術的な複雑さと問題の複雑さが絡んでくるからだ。現在のビジネスモデルにおいては、このスポーツに出資している自動車メーカーを満足させるような答えが求められる」

「自動車メーカーの存在がそれほど重要視されないビジネスモデルもあり得るだろうが、(いまの)F1はそうではない。そして同時に、ファンやカスタマーチームにも満足してもらう必要がある。つまり解決は容易ではないということだ」

「現状の何が良く、何が悪いのかという部分については、ある程度のコンセンサスが取れるだろう。解決策を見つけ出すのは難しいと思う。ただ、それは政治的な理由や競争上の優位性の問題だけが原因とは言えない」

「もちろん、こうした要素はいつだって多少は絡むもので、現在ある組織のトップにいる人は、それまでに築いた優位性を守ろうとするだろう。それは理解できる。難しいのは洗い出された課題に対する適正な答えを見つけること。これは各チーム、FIA、そしてオーナーのリバティ・メディアも認識しており、共有されていると思う」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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