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F1 ニュース

投稿日: 2017.06.04 11:49
更新日: 2017.06.04 12:41

2021年以降のF1エンジンレギュレーションでは「音の質に取り組むべき」とウォルフ

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F1 | 2021年以降のF1エンジンレギュレーションでは「音の質に取り組むべき」とウォルフ

 F1のエンジン音は、グランプリレースの新たなレギュレーションの枠組みを作る議論において「欠かすことのできない」役割を担うはずだと、メルセデス・モータースポーツのトップであるトト・ウォルフは述べている。

 2020年までは現行のターボハイブリッドV6エンジンを使用することになっているが、それ以降の新エンジンレギュレーション計画についての話し合いは、FIAとマニュファクチャラー間ですでに始まっている。

 2014年に導入された現行エンジンについて、ファンから寄せられた最も大きな不満のひとつに、音が小さいということがある。一部の批評家はV8エンジンへと戻すことを提案しているが、古いエンジン技術への回帰を良しとしないウォルフは、優先して取りかかるべきは音の質であると述べた。

「なぜ人々は『エンジンをふかしてどんどん進め』などと言うのだろうか? 道路上ではすべてがハイブリッド化、効率化、自律化されようとしているなか、レース観戦はいまでも視覚と聴覚に訴えるものだ」

「クルマが速く走るのは目で見ることができるが、音もまた非常に重要だ。音はパワーとスピードを印象づける。我々はいまの世代のエンジンについて、その点への考慮を怠っていたのかもしれない」

「そうは言うものの、(現行のエンジンの)すべてが悪いとは思っていない。だが2020年に新たなエンジンに取り組むのであれば、音の質は欠かせない要素となるはずだ。これは非常に重要なことなんだ」

 F1にはメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダと4つのエンジンサプライヤーが参戦している。ホンダは来シーズンからザウバーへのエンジン供給を開始し、マクラーレンに続いて2チーム目のカスタマーチームを抱えることになる。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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