第9戦オーストリアGPの木曜FIA会見は、前戦アゼルバイジャンで騒動を起こし再聴聞が行なわれるまでに至ったセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの当事者2人が出席するとあって、会見場はジャーナリストやカメラマンでいっぱいに。
その2人とともに第1部に呼ばれたケビン・マグヌッセンは、会場に入るなり自分が中央に座ると知って「オレかよ!」というリアクションで隣のベッテルに席を譲ろうとして笑いを誘います。
質問は当然ベッテルとハミルトンに集中するわけで、ベッテルは何を聞かれても基本的には神妙な面持ちで「動転して過剰反応してしまった」「僕は過ちを犯した」と自らの非を認める発言に終始。
これに対してフロアのジャーナリストたちからは「どうして謝罪するのにそんなに時間がかかったのか?」と厳しい質問がぶつけられるものの、ベッテルは「君の電話番号もみんなの電話番号も知らないからね(苦笑)」と笑いを取りつつ「まずルイスと話すべきだしFIAのヒアリングで尋ねられて自分の見解を述べたまでだ」と自身の考え方を語りました。
ベッテルの「ぶつけるつもりはなかった」という発言に対して「でもやったじゃないか」と鋭い突っ込みを入れた記者もおり、「彼のマシンを傷つけるつもりだったわけじゃない」とベッテルが反論するとさらに「しかし……」と議論になりかけたところでFIA広報担当が「すみません、これは1対1のインタビューじゃありませんから!」と2人をなだめる場面も。
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