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F1 ニュース

投稿日: 2017.07.12 07:15
更新日: 2017.07.11 20:47

【F1オーストリアGP無線レビュー】タイヤカスによるグリップ低下に苦しむドライバーたち

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F1 | 【F1オーストリアGP無線レビュー】タイヤカスによるグリップ低下に苦しむドライバーたち

 何度もテレビのモニターに大写しになるタイヤのスロー映像。前後タイヤの表面からゴムが剥がれたような筋状のものが見える。オーストリアGPでは多くのドライバーが無線でタイヤのブリスターについて不満を言っているように見えた。 

 14周目、ルイス・ハミルトンは早くもリヤタイヤのグリップ低下を訴えた。

メルセデス(以下、MGP)「タイヤのフィードバックをしてくれ」

ハミルトン(以下、HAM)「とてもオーバーステア傾向だ。リヤタイヤが良くない」

 24周目には首位を走るバルテリ・ボッタスもフロントタイヤにブリスターが見えると報告する。

ボッタス(以下、BOT)「左フロントの内側に少しブリスターが出てきている」

 タイヤに掛かる負荷が大きい上位マシンだけでなく、ザウバーのマシンでもこの現象は起きていた。

ザウバー(以下、SAU)「タイヤはどう?」

マーカス・エリクソン(以下、ERI)「左フロントにブリスターが出ている」

 しかしペースが落ちるわけではない。ピレリのフロントタイヤ内側にできるブリスターは、タイヤの接地面ではないためパフォーマンスには影響しないからだ。事実、ブリスターが出ていながらもボッタスはペースを維持して40周目まで走り続けた。


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