2017年F1第9戦オーストリアGP バルテリ・ボッタス
2017年F1第9戦オーストリアGP バルテリ・ボッタス

MGP「このまま走り続けてもタイヤは問題ない?」

BOT「僕的にはOK、タイヤに問題はないよ」

 34周目にそう報告していたボッタスだったが、40周目になってタイヤの性能低下を以下のように報告してピットに飛び込んだ。

MGP「とても良い仕事をしているよ。タイヤの状況は常に伝えてくれ」

BOT「もうタイヤにはあまり残っていないよ」

 スーパーソフトでスタートしてウルトラソフトに履き替えたハミルトンは、レース終盤の61周目になってフロントタイヤのブリスターを訴える。

HAM「フロントタイヤにブリスターが出てきた」

MGP「それは何も気にする必要はないよ、ルイス。RIC(ダニエル・リカルド)のペースは8.2、ギャップは2.3秒だ」

 ハミルトンはファステストラップを連発して3位のリカルドを猛追しながらも、タイヤに不安を抱えていた。しかしそれは杞憂だった。レースエンジニアのピーター・ボニントンはその旨を伝える。

HAM「タイヤを注意して見ておいてくれ、ちょっと心配なんだ」

MGP「何も心配はないよ、内圧も大丈夫だ」

 何台かのマシンにはリヤタイヤにブリスターが出ているような映像が映し出されていたが、ピレリのマリオ・イゾラによれば、これはタイヤカスが付着してよじれてブリスターのように見えていただけだ。

「フロントにはブリスターが出ていたが、内側ショルダー部であり性能や安全性に影響を及ぼすものではない。リヤに筋状に見えていたのはタイヤカスを拾ったピックアップで、それが走行中によじれることでああなるんだ。ブリスターが起きるとすれば接地面に起きるはずだが、あの筋は接地面の外側に細く出ていただろう? それがタイヤカスである証拠だよ。事実、ウルトラソフトで40周にわたって走行しているマシンもあったわけだから、性能にも耐久性にも問題はなかったんだ」

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