マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、フェルナンド・アロンソは自分を導く“メンター”ではないが、彼がチームメイトであることは自分にとって大きなメリットになると語った。
初めてのF1フルシーズン参戦となった今年、バンドーンはシーズン前半、苦しんできた。パワーユニットにトラブルが連発したことで制約を受け、また、現役ベストともいわれるアロンソと比べるとMCL32の性能を限界まで引き出すことができなかった。
しかし今年25歳のバンドーンは、夏の間に黙々と向上のための努力を重ねた結果、ついにアロンソに引けを取らないパフォーマンスを見せるまでになった。
だがバンドーンは、自分とアロンソの関係をウイリアムズのランス・ストロールとフェリペ・マッサの関係になぞらえる見方を否定し、2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、自分のメンターではないと語った。
バンドーンはブラジルのGlobo紙の取材に対して「違うんだ」と答え、さらにこう続けた。
「もちろん僕たちは同じチームで同じ方向を向いて一緒に仕事をしている。だが、彼が僕の横に立って導いてくれるわけではない」
「僕たちはとてもオープンな関係で、マシンを降りれば普通に会話を交わしているよ。だけど、彼は僕のメンターとしてそこにいるわけではないんだ」
「もしかすると、ランスはそういう存在を必要としているのかもしれないけどね」
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