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F1 ニュース

投稿日: 2018.01.23 09:23

F1エンジン基数制限の引き上げが提議も却下。21戦3基の規則は変わらず

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F1 | F1エンジン基数制限の引き上げが提議も却下。21戦3基の規則は変わらず

 先週行われたF1ストラテジーグループ会合において、さまざまなレギュレーション変更案について協議がなされるなか、再び、パワーユニット基数制限が議題に上がった。

 FIAは、パワーユニットにかかる費用を削減するため、シーズン中に使用できる基数を徐々に引き下げている。2017年は全20戦でドライバーが使用できるパワーユニットの6エレメントは最大4基に制限されており、これを超えると追加するたびにグリッド降格ペナルティを科された。しかし2018年には21戦にカレンダーが拡大するにもかかわらず、6エレメントのうちエンジン(ICE)、MGU-H、ターボチャージャーは3基に、エナジーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは2基に制限される。

 エンジン3基という制限は行き過ぎであり、コスト削減にもつながらないと何人かのチーム関係者が主張している。そのひとりがレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーで、彼は何度も今年のパワーユニット基数制限への批判を繰り返している。

「21戦を3基のエンジンで戦わなければならないところまできた。どうかしている」と最近もホーナーは語っていた。

「全くコスト削減にはならない。エンジンペナルティでタイトルが決まるなんて考えるだけで恐ろしい」

 18日に行われたストラテジーグループ会合において、エンジン基数制限を3基から4基に引き上げるという提案が再びなされたものの、これが却下されたようだ。

 この問題について以前FIA会長ジャン・トッドは、関係者全員が同意しなければ、規則を変更することはできないと述べていた。
「エンジン4基に戻すには、全会一致での合意が必要になる」とトッド。
「だが、全会一致の合意はなされていないので、3基でいく」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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