F1アゼルバイジャンGP、金曜日のセッション終了後、トロロッソのホスピタリティハウスでドライバーの取材をしていたら、ジェームス・キー(テクニカルディレクター)がエンジニアを引き連れて、入って来た。
少し離れたところにあるテーブルを囲んで行われた彼らの話し合いは、ドライバーの囲み取材が終了しても、まだ続いていた。
バーレーンGPで4位を獲得したトロロッソ・ホンダ。しかし、1週間後の中国GPで土曜日以降、苦戦が続いた。中国GPのレース後、チーム代表のフランツ・トストが「アゼルバイジャンGPまでにデータ解析を全力でやるように」と号令をかけた。
それから2週間が経ち、バクーに来たホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、現在のチームの状況を次のように説明した。
「チームは(イタリア・ファエンツァにあるファクトリーで)データ解析をし、自分の弱点に関して、推定原因を導き出しました。ただし、その推定が本当に正しいのかどうかは、今回のアゼルバイジャンGPで確認したいのですが、バクーは上海とは異なる性格のコースなので、100%確認することはできないと思います。もちろん、いくつかの点では確認することができるので、そのへんを注意深く見ていきたい」
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