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F1 ニュース

投稿日: 2016.08.13 08:00
更新日: 2016.08.13 14:01

【特別企画】“つまらない”と言われるF1を改善するシンプルな方法

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F1 | 【特別企画】“つまらない”と言われるF1を改善するシンプルな方法

 ハンガリーGPの予選で示されたように、ドライバーたちでさえ旗が何を意味するか分かっていないのだ。予選後のルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの解釈は同じチームだというのに全く異なっているように見えた。

問題となっているフラッグに関する問題
問題となっているフラッグに関する問題

 もしクラッシュしたマシンの撤去がはやく終わっていなかったら、我々はまたジュール・ビアンキの死を引き起こしたような事故を再び目の当たりにしていたかもしれない。

 ドライバーにルールの決定が委ねられたのなら、結局は形骸化しているトラックリミットのようにイエローフラッグのルールもまた形骸化するだろう。誰かが常に、わずかでもアドバンテージを利用しようとするからだ。

 ビアンキの事故の後、私はピットレーンのスピードリミッターに似た、バーチャルセーフティカーによる速度制限システムを提案した。これにより全車が同じスピードをキープすることになり、フラッグ掲示中のドライバーのトラックポジションの問題を取り去ることだろう。

 さらに重要なことに、このシステムの導入は、トラック上で事故が起きている箇所でマシンが自動的に減速することを意味している。

 速度制限はいかなる段階においても適用される。しかし、当面の措置として、ピットレーンのスピードリミッターを使ってはどうだろうか。

 これがいかにして作用するか。

1.マシンが1つ目のイエローフラッグを通過したとき、ドライバーがステアリング上のボタンを押す。そしてマシンはあらかじめ定められた速度までスピードを落とす。簡単なことだ。

2.マシンが1つ目のグリーンフラッグを通過したときにはドライバーがスイッチを切る。より簡単だ。こうすることで、事故が起こっている箇所を通るときのスピードが全車同じになる。それに、レース後にもめることもなくなるだろう。非難があったとしても、きちんとしたタイミングで操作が実行されたかを確認するのはとても簡単だ。

テレビ放送:情報の分かり難さ

 最後の問題は、テレビからファンへの情報提供だ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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