レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、2019年にパワーユニットをルノーからホンダに変更する決断を下した理由について改めて語った。
19日、レッドブルとホンダは、2019年からの2年契約を正式に発表した。ホンダは来年からは現在のパートナー、トロロッソとレッドブルの2チームにパワーユニットを供給することになる。
レッドブルは12年にわたって提携し、4度のタイトル獲得をともに達成したパートナー、ルノーと袂を分かつことを決めた。
カナダGPでホンダとルノーはアップグレードを導入。レッドブルは自身が使用するルノー、そして姉妹チームであるトロロッソが搭載するホンダのデータを詳細にチェックし、評価した。
ルノーが繰り返し、決断を急かすなか、レッドブルはフランスGPで改めてパワーユニットの評価を行った後に最終決定を下したいと主張してきた。ところが実際にはフランスGPが行われる週の火曜に、早々にホンダとの契約を発表した。これについてホーナーは、今シーズンのホンダには大きな進歩が見られ、カナダの新パワーユニットについて行った調査により、ルノーからホンダに変更することへ迷いは一切なくなったと説明した。そのためルノーの意向も考え、予定を繰り上げて発表することを決めたという。
「我々は、ホンダは信頼性とパフォーマンスの両面で大きく進歩しているという結論に達した」とホーナーが語ったとSky Sportsが伝えた。
「モントリオールで得た情報を基にすると、エンジニアリング面での決定には一切疑いの余地がなかった」
「長期にわたり、この決断について考え抜いた。そして純粋に技術的な理由により、これが将来に向けて正しい動きであるという結論に達した」