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F1 ニュース

投稿日: 2018.10.20 17:00
更新日: 2018.10.20 17:19

マシン開発に手こずるフェラーリF1。日本GPに続きオースティンで改良版フロアを投入

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F1 | マシン開発に手こずるフェラーリF1。日本GPに続きオースティンで改良版フロアを投入

 2週間前の日本GP鈴鹿で新型フロアを投入したばかりのフェラーリが、今週末のアメリカGPオースティンで再び違う仕様をテストする。フロア両脇に片側3カ所ずつ、計6つの垂直に立てたデフレクターが装着されたものだ。

 これらは基本的に乱流がフロア下部に潜り込み、ディフューザーの性能発揮を妨げないようにする役割と思われる。

 シーズン後半戦のフェラーリは、次々に投入するアップデートが思うような効果を発揮できていない。第16戦ロシアGPで登場した新型フロントウイングは、それによっていっそう大きなレーキ角を付け、ディフューザーの発生するダウンフォース量をさらに増すことが期待された。

 ところがレーキを大きくしたために、リヤサスペンションの取り付け位置を変更する必要が出てきた。

 そしてこの変更によって、リヤタイヤにオーバーヒート症状が出てくるようになってしまった(ソチで特に顕著だった)。日本GP初日でもその症状は改善せず、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンは古い仕様のリヤサスペンションで予選とレースを戦うことを余儀なくされた。

 ちなみにフェラーリはスペインGPでも、新しい仕様のサスペンションを導入した直後に、タイヤのデグラデーションに手こずらされている。

 今回アップデートされたフロアは、既存の切り欠きの効果をさらに増すことが目的だ(一説には、飛んでくるデブリを弾き飛ばす役目も持たせているらしい)。そこに新旧のリヤサスペンションを組み合わせて比較テストをすることで、何が問題か突き止められるとフェラーリの開発陣は期待している。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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