あいにくの悪天候となったF1第18戦アメリカGPの現地の模様をムッシュ柴田氏がお届けします。フリー走行2回目は上位陣が積極的に走らなかったとはいえ、ピエール・ガスリーの2番手は幸先が良いですね。
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2108年のアメリカGPは天気が悪い、という予報が出てまして。実際、木曜日のサーキットはずっとどんより天気で、時おりパラパラと降られました。
相変わらずそびえ立つ1コーナー。
6年前の第1回大会で初めてここを見た時は、度肝を抜かれたものです。11月の開催で、確かフリー走行の始まりは午前9時だったので、ものすごく寒かったのも懐かしい思い出です。お、この時点では、ザウバーの小林可夢偉がトップタイムを出してる……。
シーズン終盤のこの時期は、2019年シーズンに向けてのドライバーの去就が決まる時期。
先日のセルジオ・ペレスの残留発表は、かなり今さら感がありました。ランス・ストロールの移籍もいっしょに発表されることになってたはずが、どうしたのやら……。
一方ブレンドン・ハートレー選手は、かなり厳しい状況です。
F1日本GP鈴鹿で6番グリッドをもぎ取った時には、フランツ・トスト代表も「来年残れない理由はない」と大喜びでしたが、レースでは結果を出せず。すると一転して、「今季限りで放出」の報道が相次ぎました。
来季ダニール・クビアトのチームメイト候補として、アレクサンダー・アルボンの名前も出て来たし。そんな現状を質問されると、最初はにこやかに応対してましたが、「チームは僕をフルサポートしてくれてない」と、チーム批判も出たりして、状況は決してよろしくないようです。
そして土砂降りとなった初日。
1コーナーアウト側に設置されたカメラが捉えた、フリー走行1回目直後の様子。このままだと午後もまともに走れないかも、と思っていたんですが、2回目セッションの中盤辺りには雨も止み、メカニックたちがドライヤーでピット前を乾かす作業に専念してました。