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F1 ニュース

投稿日: 2019.02.27 11:17
更新日: 2019.02.27 19:12

【レッドブル密着:第2回テスト初日】マシン理解のプログラムを優先し136周を走破。レース週末を想定したシミュレーションも

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F1 | 【レッドブル密着:第2回テスト初日】マシン理解のプログラムを優先し136周を走破。レース週末を想定したシミュレーションも

 2月26日、バルセロナ合同テストは2週目を迎え、初日はピエール・ガスリーがRB15のステアリングを握ることになった。

 テスト1週目に収集したデータ分析結果を受け、レッドブルは短いランで寄り多くの項目をテスト評価することにした。そのため前回とは違い朝の早い時間帯から精力的に走り込みを開始し、マシンには気流センサーなどの計測機器も搭載せず、C3タイヤで純粋なマシン挙動の変化を確認していった。

 5周のランを行ってはピットに戻ってテスト項目の調整作業を施し再びコースへという繰り返しで、午前中だけで61周。いくつかのチームが午前最後の12時台後半に予選シミュレーションでタイムアタックを行う中、レッドブルはC3タイヤで淡々とロングランを続けていた。

2019年F1バルセロナテスト2回目 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダRB15
2019年F1バルセロナテスト2回目 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダRB15

 午後はまず14周のロングランを行い、その後にソフトタイヤで5周のパフォーマンスラン。燃料搭載量やパワーユニットのモードは完全なフルアタック設定ではなかったようだが、C3タイヤで1分17秒715というこの日2番手のタイムを記録してみせた。レッドブルにとっては実質的に今年初めてのアタックラップだった。

 その感触をガスリーはこう振り返った。

「今日は先週よりもさらに少しプッシュしたけど、まだ全開でアタックしたわけではないしパフォーマンスはまだまだ残されているよ。それよりもクルマがどのように反応するのかを理解するためのプログラムに重点を置いていたからね。周回数を稼ぐことを最優先に考えてそれが果たせたし、今のところはとても良いよ」

 その後は再びC3タイヤでのロングランによるテストアイテム評価を続け、最終的に周回数は136にまで伸びた。

 RB15は従来型の延長線上にある正常進化型とはいえ、パワーユニットをホンダにスイッチし、その制御システムも異なれば、そのコンパクトさゆえに実現できた空力的追究の度合いも凄まじい。

 そのため、RB15の性能をフルに引き出すためには従来以上に慎重で確実な準備作業が求められるとレッドブルは考えている。

「レッドブルにとってもホンダと組んで初めてのマシンだし、このパッケージからポテンシャルを引き出すためには多大な作業量が必要になると考えているんだ。だから時間も掛かるし、目的意識を持ってしっかりと取り組む必要がある。ポテンシャルはあるんだから、地に足を付けてそれを引き出す作業に専念し続けなければならない」

■ホンダはレース週末を想定したシミュレーションを実施


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