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F1 ニュース

投稿日: 2019.06.13 12:36
更新日: 2019.06.13 13:44

【F1カナダGP無線レビュー】「こんなの間違っている。フェアじゃない!」優勝を失ったベッテルが見せた、勝利への執念と人間味

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F1 | 【F1カナダGP無線レビュー】「こんなの間違っている。フェアじゃない!」優勝を失ったベッテルが見せた、勝利への執念と人間味

 カナダGPはポールポジションからホールショットを奪ったセバスチャン・ベッテルとフェラーリが完璧に支配していた。メルセデスAMGにとって最大の逆転チャンスであるスタートを押さえ、そして残る唯一のチャンスであるピットストップも押さえた。

フェラーリ:プッシュしろ、プッシュだ

 フェラーリは26周目にベッテルをピットインさせ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のアンダーカットを封じた。これで逆にハミルトンはオーバーカットを狙ったが、ミディアムタイヤのグリップ低下を訴え28周目にピットインせざるを得なかった。

ハミルトン:このタイヤにはもうライフは残っていない。これ以上速く走ることは無理だ

メルセデス:OKルイス、ハンマータイムだ。ギャップがまだ充分でない。できるだけ引っ張る必要がある

ハミルトン:このタイヤはもうXXXだ

メルセデス:OK

 これでピット前に1.7秒だった両者のギャップは5秒にまで広がってしまった。

 しかしハミルトンは諦めず、じわじわとベッテルとのギャップを縮めて再びDRS圏内まで追い付いてきた。

2019年F1第7戦カナダGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第7戦カナダGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 これに対しフェラーリはエンジンモードを切り替えて対抗する。

フェラーリ:ハミルトンが1秒後方、DRSを使える。エンジン1を使って良いぞ

 このことはハミルトンにも伝えられたが、ハミルトンはさらなる攻めの姿勢を見せた。

メルセデス:ベッテルとのギャップ1.2秒。彼は数周前からエンジン1を与えられている

ハミルトン:了解。彼にプレッシャーを掛け続けていくよ


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