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F1 ニュース

投稿日: 2019.08.04 09:12
更新日: 2019.08.04 09:16

ホンダ田辺TD予選後インタビュー:Q3で発生したデプロイ切れには、「2拠点と現場で同時進行的に対応」/F1ハンガリーGP

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F1 | ホンダ田辺TD予選後インタビュー:Q3で発生したデプロイ切れには、「2拠点と現場で同時進行的に対応」/F1ハンガリーGP

 レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンが、初ポールポジションを獲得した。ホンダにとっては2006年第3戦オーストラリアGPでのジェンソン・バトン以来、13年ぶりの快挙である。

 しかし、それを成し遂げたあとも、田辺豊治テクニカルディレクターはいつものように感情を大きく表に出すことなく、「ドライバーと、クルマをしっかり仕上げてくれたチームのおかげです」と、淡々と語るだけだ。とはいえそれに対するホンダ製パワーユニット(PU/エンジン)の貢献が少ないはずはなく、そこかしこに技術者としての自負も窺えるのだった。

――今日はポール獲得の予感があったのでは?
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):力強いフェルスタッペンの走りと、クルマも初日からしっかり仕上がったことで、うまく行ったのだと思います。

――Q3の1回目で暫定ポールを取った時点で、これは取れそうだと思いましたか?
田辺TD:いやいや、メルセデスもフェラーリも速いですから、それはわからないと思っていました。

――Q3の1回目のあと、フェルスタッペンが若干のデプロイ(デプロイメント/走行しながら回生されたエネルギーを使用すること)切れの症状を伝えていました。
田辺TD:どこでエネルギーを使うかバランスの問題ですので、大きな損失ではない。より適切な形に回生エネルギーを振り分けて、2回目のアタックに出て行って、うまく行きました。

――あのポールタイムは、予想していましたか?
田辺TD:コースレコードですよね。予想していたかといえば、あのタイムは予想外でした。

――ピエール・ガスリーは、ちょっとタイムがまとまらなかったです。
田辺TD:そうですね。クルマのバランスが今ひとつで、タイムロスした感じです。

――トロロッソの12番手(アレクサンダー・アルボン)、13番手(ダニール・クビアト)はどうでしょう。アルボン自身は、初日のクラッシュを思えば、十分満足できると言っていました。
田辺TD:初日うまく行かなかったことを思えば、まとまって来てはいる。それでもQ3に行けなかったのは、悔しかったですね。ただレースではふたりともいい走りをしてくれていますし、抜くのが難しいコースではありますが、うまく戦ってほしいですね。


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