新型コロナウイルスの感染拡大により、中国の隣国であるベトナムでのグランプリ開催について懸念が持ち上がっているが、主催者は4月5日に予定どおり開催すると発言した。
18日の段階で中国での死者は2000人を超えており、世界各国で感染者が見つかっている。ベトナムでは、感染者が発生したハノイ近郊のソンロイ村を封鎖する措置がとられたと先週報じられた。
4月19日に予定されていた中国GPはすでに延期されることが決まっているが、ベトナムGPについても同様の扱いがなされるのではないかという説が最近、浮上していた。
ベトナムのサッカー連盟は、3月26日にハノイで開催される予定だったベトナムとイラクの国際親善試合を中止することを発表した。
しかしベトナムGPのCEOであるレー・ゴク・チー氏は、初開催となるF1ベトナムGPを予定どおり実施すると、AFPに対して発言した。
また、ハノイの観光部門の副部長であるトラン・チュン・ヒエウ氏は「F1レースが延期されることはありません」と18日に語ったと、ベトナムのメディアが伝えている。
「ベトナムとハノイの観光に大きな影響を持つスポーツイベントです」
中国GPの延期に伴い、イタリアのイモラ・サーキットが、4月にグランプリを開催することを提案しているものの、サーキットの設備がF1開催の条件を満たすのかどうか、疑問視されている。