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F1 ニュース

投稿日: 2020.03.09 09:35
更新日: 2020.03.09 09:37

新型肺炎流行でイタリアが移動制限も、フェラーリは予定どおりF1開幕戦オーストラリアに参戦へ

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F1 | 新型肺炎流行でイタリアが移動制限も、フェラーリは予定どおりF1開幕戦オーストラリアに参戦へ

 イタリアで新型コロナウイルス感染者が急増、政府は感染拡大を食い止めるため、北部地域からの移動を制限するという措置に踏み切った。しかしイタリアに本拠を持つフェラーリは、予定どおり3月15日のF1開幕戦オーストラリアGPに参戦する準備を進めている。

 8日、イタリア政府は感染者数が多いロンバルディア州全域とその周辺に関し、4月3日まで他の地域への移動を制限することを発表した。ただし、移動を完全に禁止するわけではないとしている。イタリアでは感染者が6000人近くに上っている。

 スクーデリア・フェラーリの本拠マラネロはこの移動制限地域に含まれるものの、フェラーリは、F1開幕戦オーストラリアGPに向け、レーススタッフが予定どおり現地に向けて出発、あるいは出発の準備を進めていることを明らかにした。

「昨夜、イタリア政府が発表した措置を受け、我々は状況を監視し、評価を行い、関係当局および関係するすべての組織と緊密に連絡をとっている」と8日夜発表のチームの声明には記されている。

「フェラーリにとって、政府の規制を順守することが、従業員とその家族の安全を確保するための第一の保証である。この原則を基準にすべての決定が行われる」

「チームとその装備の一部はすでにメルボルンに到着している。残りのメンバーの出発は、それに反する連絡がない限り、予定どおりに進められる」

 チーム代表マッティア・ビノットなどチーム上層部は月曜にメルボルンに発つ予定となっている。準備のためにすでにメルボルンに到着したメンバーは、空港でメディカルチェックを受けた後に入国したといわれている。空港では体温測定で問題がなければ自由に市内に移動することができたということだ。

 フェラーリのチームメンバーは、2週連続開催の第2戦バーレーンには、メルボルンから直接向かうことになっている。バーレーンは厳しい入国制限を行っており、グランプリは無観客で開催することを決定した。

 アルファタウリの本拠イタリア・ファエンツァは移動制限対象ではないが、ハースと提携するダラーラのファクトリーがあるヴァラーノ・デ・メレガーリは制限地域に含まれるものと考えられている。また、F1タイヤサプライヤーであるピレリの本社は、移動制限地域内のミラノに位置している。

2020年F1第2回バルセロナテスト3日目 ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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