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F1 ニュース

投稿日: 2020.08.10 00:15
更新日: 2020.08.10 09:14

レッドブル・ホンダが戦略でメルセデス勢を逆転。フェルスタッペンが今季初優勝【決勝詳報/F1第5戦70周年記念GP】

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F1 | レッドブル・ホンダが戦略でメルセデス勢を逆転。フェルスタッペンが今季初優勝【決勝詳報/F1第5戦70周年記念GP】

 8月9日現地時間午後2時10分、F1第5戦70周年GPの決勝が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが逆転で2020年シーズン初優勝を飾った。

 気温は24度、路面温度は42度というコンディション。Q3進出組は各車ともミディアムタイヤ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だけがハードタイヤでスタートし、11番グリッド以下はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とカルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がハードタイヤを選び、それ以外はミディアムタイヤでのスタートを選んだ。

 エステバン・オコン(ルノー)は予選Q1でのジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)に対する妨害で3グリッド降格ペナルティが科され14番グリッドからのスタートとなっている。

 スタートでポールポジションのバルテリ・ボッタス(メルセデス)が首位を守り、2番手ルイス・ハミルトンはターン6でアウトに並びかけるもここは譲る。後方ではフェルスタッペンが好発進を決めてターン1までにニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)をかわして3番手へ浮上。ターン4ではヒュルケンベルグとのバトルで行き場をなくしたダニエル・リカルド(ルノー)のインを突いてランス・ストロール(レーシングポイント)が5番手に上がった。

 6番手リカルド、7番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、8番手ランド・ノリス(マクラーレン)、9番手アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、10番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)という上位勢。スタート直後のターン1でアルボンのインに飛び込んだものの行き場をなくしたベッテルはバランスを崩してハーフスピンを喫して最後尾まで後退してしまった。

 メルセデスAMGの2台はそれほどハイペースでは飛ばさず、フェルスタッペンもほぼ同じペースでこれに付いていく。4番手ヒュルケンベルグは0.6秒ほど遅いペースで徐々に引き離され、中団勢も1.5〜2秒の等間隔で続く。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第5戦70周年記念GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 ミディアムタイヤのデグラデーションは想像以上に速く、フェルスタッペンのペースがミディアムのメルセデスAMG勢を上回り始める。フェルスタッペンはタイヤを労りながらもメルセデスAMG勢とのギャップを1秒以内に縮めていく。アルボンは6周目に早々にピットインしてハードタイヤに交換。7周目にはガスリーもピットインしてカバーしアルボンの前でコースに戻った。

 12周目にはノリスがピットインしてハードタイヤへ。13周目には首位ボッタスがピットイン。フェルスタッペンはハミルトンのDRS圏内に入って攻め立てるが、抜ききるところまでは行かない。そして14周目にハミルトンがピットインしボッタスの後方でコースに戻った。14周目にリカルド、15周目にはヒュルケンベルグもピットインを済ませ、18周目にはストロールとルクレールがピットイン。

 これで首位フェルスタッペン、2番手ボッタスは13秒後方、3番手ハミルトンはそこから3秒後ろ。メルセデスAMG勢は早い段階からフロントタイヤにブリスターが出始め、すぐにフェルスタッペンよりも遅いペースになってしまう。4番手にハードでステイアウトするサインツJr.、5番手ヒュルケンベルグ。6番手ストロール、7番手オコン、8番手リカルド。22周目にサインツJr.とオコンがピットインし、サインツJr.はタイムロスを喫してオコンに逆転を許す。4番手はヒュルケンベルグ、5番手はストロールに戻る。

バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2020年F1第5戦70周年記念GP バルテリ・ボッタス(メルセデス)


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