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F1 ニュース

投稿日: 2020.08.10 00:15
更新日: 2020.08.10 09:14

レッドブル・ホンダが戦略でメルセデス勢を逆転。フェルスタッペンが今季初優勝【決勝詳報/F1第5戦70周年記念GP】

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F1 | レッドブル・ホンダが戦略でメルセデス勢を逆転。フェルスタッペンが今季初優勝【決勝詳報/F1第5戦70周年記念GP】

 フェルスタッペンはハードタイヤで26周目まで引っ張ってピットイン。新品のミディアムに交換し、ボッタスの背後でコースに戻ったが、ターン6でインに飛び込んでターン7のアウトからボッタスを抜いて首位を奪い返した。後方ではストウでコースオフして危険なコース復帰をしニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)と接触したケビン・マグヌッセン(ハース)に5秒加算ペナルティが科された。

 タイヤのデグラデーションは想定よりも早く、28周目には中団勢では速くも2回目のタイヤ交換を迎え、リカルド、ノリス、ヒュルケンベルグ、アルボンが続々とピットイン。リカルドは31周目のターン3の立ち上がりでサインツと交錯してスピンを喫してしまった。

 32周目にはフェルスタッペンとボッタスがピットインしてミディアムを捨て、ハードタイヤに履き替える。一時的に首位に立ったハミルトンは、セーフティカーが出ることに望みをかけてフェルスタッペンらと同じペースで11秒前方を走りつづける。

 アルボンは35周目のターン15でオコンをパスして7番手に浮上。それと同時にリカルドは3度目のピットインを強いられ16番手まで後退する。首位ハミルトン、10秒後方に2番手フェルスタッペン、そこから3秒後方に3番手ボッタス。4番手に1ストップでステイアウトのルクレール、そこから15秒後方に5番手ヒュルケンベルグ、6番手ストロール、7番手アルボン、8番手オコン、9番手ノリス、10番手クビアト、11番手ガスリーという展開。

 41周目にハミルトンがピットイン。ピットイン時に入口で大きくロックさせて止まりきれず、あわやという場面もあった。ルクレールの6秒後方でコースに復帰しプッシュしていく。首位フェルスタッペンまでは11.5秒のギャップがあるが、残り10周で1分28秒451のファステストラップを記録し、フェルスタッペンよりも1.7秒速いペースで追いかけていく。これに対してフェルスタッペンもペースアップして対抗していく。

 44周目のターン15でハミルトンはルクレールをパスして3番手へ。しかしこの間にペースは落ち、ペースアップしたフェルスタッペンとのギャップは10秒のまま。ここからクリーンエアになったミルトンは1周1秒速いペースで追い上げていく。

 50周目、ハミルトンはボッタスに追い付きターン6でDRSを使ってパスし2番手に浮上した。しかしハミルトンのペースはフェルスタッペンより0.6秒速いものでしかなく、フェルスタッペンはハミルトンを11.326秒引き離したままでトップでチェッカードフラッグを受け、2020年初優勝を掴み取った。2番手ハミルトン、3番手ボッタス、4番手ルクレール、5番手アルボン、6番手ストロール、7番手ヒュルケンベルグ、8番手オコン、9番手ノリス、10番手クビアト。11番手ガスリーは0.973秒差で11番手という結果になった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第5戦70周年記念GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


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