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F1 ニュース

投稿日: 2020.11.20 13:36
更新日: 2020.11.21 00:48

【F1第14戦無線レビュー(1)】「焦ってインターにするのはやめようぜ」タイヤ交換に慎重だったフェルスタッペン

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F1 | 【F1第14戦無線レビュー(1)】「焦ってインターにするのはやめようぜ」タイヤ交換に慎重だったフェルスタッペン

 2020年F1第14戦トルコGPの決勝レースは、ウエットコンディションで行われた。グランプリ開催直前に路面の全面舗装が行われたことや、雨の影響により、非常に難しい状況でのレースとなった。そんなトルコGPの決勝レースを無線とともに振り返る

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 第14戦トルコGPは、スタート前に降っていた雨で、ガレージを出てグリッドに向かうまでのインスタレーションラップから波乱が続出。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が4コーナーでコースアウトしてタイヤバリアにヒット。ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)は、ピットレーン入り口で取り切れずにクラッシュし、フロントウイングを壊してしまった。

スタート前
ラッセル:クラッシュしちゃった。ちょっと間抜けだったね(笑)

 雨は上がったものの、路面は完全にウエットコンディションのなかでスタートが切られた。7番手からスタートしたエステバン・オコン(ルノー)が絶好のスタートを見せて1コーナーでは3番手まで浮上するが、直後にルイス・ハミルトン(メルセデス)とダニエル・リカルド(ルノー)が接触し、その玉突き事故をもらい、スピン。オコンの直後にいたバルテリ・ボッタス(メルセデス)はそれを避けようとしてスピンした。

 スピンしたオコンとボッタスはともにレースに復帰するが、オコンはボッタスに追突されたと勘違いしていた。そして、1周目の12コーナーで今度はボッタスと接触したため、こう叫ぶ。

オコン:*****。ボッタスが2度も突っ込んできた。信じらんない!!

2020年F1第14戦トルコGP スタート直後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とエステバン・オコン(ルノー)に挟まれる形になったダニエル・リカルド(ルノー)
2020年F1第14戦トルコGP スタート直後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とエステバン・オコン(ルノー)に挟まれる形になったダニエル・リカルド(ルノー)

 雨は止んでいたため、路面はラップを重ねるごとに徐々に乾き出していく。ハミルトンが6番手、ボッタスは後方に沈んだ状態となっていたため、メルセデスはタイヤ交換のタイミングをうかがう。

ボッタス:集団に捕まっているから、何かほかに方法はあるかな

ハミルトン:インターのほうがいい?

 どちらも無線の後、フルウエットタイヤからインターミディエイトタイヤに交換した。しかし、前日の予選でインターミディエイトにあまり良い感触を得ていなかったレッドブル・ホンダは慎重だった。

フェルスタッペン:焦ってインターに交換するのはやめようぜ

 しかし、レッドブル・ホンダを除く上位勢が10周目までにインターミディエイトに交換して、しかもラップタイムが速いことを確認すると、レッドブル・ホンダも11周目にフェルスタッペンを、そして12周目にはアレクサンダー・アルボンを相次いでピットインさせる。

アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第14戦トルコGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)


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