ヤス・マリーナ・サーキットで開催された2020年F1第17戦アブダビGPにおいて、ルノー・DPワールド・F1チームは2005年型マシン『R25』のデモランを行った。
ルノーは2021年から『アルピーヌ』の名前でF1に参戦することが決まっており、ルノーの名前でF1を走るのはこのアブダビGPが最後となる。F1における成績としてはドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルをそれぞれ2度獲得し、通算35勝を挙げた。
その伝統を記念して、ルノーはアブダビでR25のデモランを実施した。ステアリングを握ったのは、フェルナンド・アロンソ。2005年と2006年にルノーで2度のドライバーズチャンピオンに輝き、コンストラクターズタイトル獲得にも貢献した立役者だ。
アロンソは当時、チームメイトであったジャンカルロ・フィジケラとともにV10エンジンを搭載したR25をドライブ。2005年にはふたりで7度のポールポジションを獲得し、8勝を挙げた。
R25のデモランはアブダビGP期間中の3日間に渡って行われた。新型コロナウイルスの影響により最終戦も無観客で開催されたが、それでも多くの関係者たちの注目を集めた。