10月23日現地時間16時、第17戦アメリカGPの予選が行われた。
気温は29度、路面温度は37度と高いが、雲がやや多くなり降水確率は40%に上がる。
バルテリ・ボッタス(メルセデス)は6基目のICE投入で5グリッド降格、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)は4基目のパワーユニット投入で最後尾グリッド降格ペナルティが決まっている。この3台のなかでのグリッド順は予選結果によって決まる。
各車とも決勝に向けてミディアムタイヤとハードタイヤを温存しているためソフトタイヤの残りセット数は少ないが、Q1では新品のソフトタイヤでコースイン。レッドブル勢はマックス・フェルスタッペンが前、メルセデスAMG勢はボッタスを前にチームメイト同士2台が前後並んでコースへと向かう。
1回目のアタックでは路面向上によって各車が続々とタイムを更新していき、ダニエル・リカルド(マクラーレン)がレッドブル勢を上回って1分34秒407でトップに立ち、フェルスタッペンは0.114秒差で2番手、ランド・ノリス(マクラーレン)が3番手、カルロス・サインツ(フェラーリ)が4番手につけ、メルセデスAMG勢は6番手・7番手に留まる。フェルスタッペンは計測2周目でタイムを更新しリカルドを0.055秒上回ってトップに立ち、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)もセクター3最速で0.017秒差の2番手に浮上した。
この時点でアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが8番手、角田裕毅は10番手につけた。
残り4分で各車が2回目のアタックに向かい、メルセデスAMG勢は中古のソフトでコースイン。レッドブル勢、マクラーレン勢、サインツの上位5台はピットで待機する。
ここで2セット目のソフトを投入したシャルル・ルクレール(フェラーリ)がセクター1と3で最速タイムを刻んで1分34秒153のトップタイムを記録。
最終アタックのターン1出口でアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がスピンしダブルイエローが出され、直後を走行していたランス・ストロール(アストンマーティン)はアタックを断念。1回目のアタックでタイム削除となっていたこともあり16番手でQ1敗退。17番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、18番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、19番手ミック・シューマッハー(ハース)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)というQ1敗退組となった。