11月12日現地時間16時、F1第16戦ブラジルGPの予選が行われた。朝から雲が多く気温は15度、路面温度は25度というコンディション。セッション中の降水確率は40%、セッション開始15分前に気候変動宣言が出されてパルクフェルメ下でもブレーキダクト等の調整が可能となった。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は今季5基目のICEを投入して決勝での5グリッド降格が決まっている。
予選を前にターン4の出口にはトラックリミット監視が追加され、4輪すべてが白線を越えるとタイムは抹消となる。
スプリント予選が行われる週末の金曜予選ではソフトタイヤの使用が義務づけられるが、FP1でソフトを使用したフェラーリ勢やピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)などはQ1では中古のソフトで1回目のアタックに臨む。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)のように中古では走行せずピットで路面向上を待つドライバーもいた。
1回目のアタックでハミルトンが1分8秒824の最速タイムを記録し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は0.505秒差の2番手。3番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手ランド・ノリス(マクラーレン)、5番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)と続く。ハミルトンはクールダウンラップを挟んでさらに1分8秒733までタイムを縮める。
中団勢は早々に2回目のアタックに向かい、ここで新品ソフトを投入したカルロス・サインツ(フェラーリ)が0.313秒差の2番手、5番手にガスリー、角田はガスリーと0.003秒差の6番手タイムを記録した。シャルル・ルクレール(フェラーリ)は3番手タイムを記録したもののターン4で飛び出してしまいタイム抹消。再度アタックに向かい3番手タイムでQ1突破を決めたものの、2セット目のソフトタイヤを投入することになってしまった。
最後のアタックで各車が次々とタイムを更新するなか、ターン10出口でリヤがスライドしたランス・ストロール(アストンマーティン)が16番手、17番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、18番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、19番手ミック・シューマッハー(ハース)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)がQ1敗退となった。