■ザウバーとホンダが組む妥当性

 ザウバーとフェラーリが、2017年の契約終了をもって袂を分かつことになると、レギュレーション上はホンダにザウバーへのエンジン供給が義務付けられる。2017年末の時点でも、やはりホンダが最も供給先の少ないマニュファクチャラーになるからだ(ただし、チームがFIAの指定した供給者と契約するには、エンジンの供給価格と分割払いの方法についての合意など、いくつかの条件をクリアする必要がある)。

 だが、ホンダとザウバーとしては、世間に対するイメージを考えると、「強制的にパートナーにさせられた」ように見えるシナリオは避けたいところだ。したがって、あくまで非公式という形をとりながら、すでに両者の話し合いは始まっているとしても、少しも不思議ではない。

2016年第14戦イタリアGP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
2016年第14戦イタリアGP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)

 近年のザウバーの財政状況から見て、ホンダには支払いの面で不安が残るかもしれない。実際、ザウバーが2017年も2016年仕様のフェラーリ・エンジンを使うと決めた理由の一部は、そこにある。

 しかし、ザウバーも新たな出資者を迎えて、財政基盤は強化されつつあるようだ。彼らはいまや老舗のひとつにも数えられるプロフェッショナルなF1チームであり、フェラーリとの長い付き合いを通じて、エンジン代の支払いが滞ったことはほとんどなかったと言われている。

 まだいくつか解決すべき問題があるとはいえ、ホンダとザウバーのパートナーシップ締結は、論理的にもごく自然な結論だ。2018年のエンジン供給に関して、この両者が合意に至るのは、もはや少しも意外なことではない。

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