元F1ドライバーで、昨年短期間ながらもフォーミュラE選手権に参戦したジャック・ビルヌーブは、「ふさわしいチャレンジ」を求めて、FEに復帰したい意向であることを明らかにした。
1997年のF1ワールドチャンピオンであるビルヌーブは、この新しい電気シングルシーターシリーズの2015/16シーズンにおいて、たった3戦に出走したのみでヴェンチュリ・チームと袂を別つ経験をしている。
開幕戦の北京でデビューし、マレーシア・プトラジャヤ戦ではピットストップの問題に苦しみ、南米ウルグアイのプンタ・デル・エステ戦でePRIXから姿を消すこととなった。
その決勝レース後に行なわれたテストでクラッシュを喫したことで、チームはマイク・コンウェイとのスワップを決断。選手権ポイントゼロのまま、自ら早期にシリーズを去る後押しをしてしまう形になっていた。

フォーミュラE公式サイトでのインタビューにおいて、ビルヌーブは「カムバックできたら素晴らしいね」と認めている。
「レースは楽しかったし、トラックも素晴らしかった──とくにマレーシアが最高だったね。このチャンピオンシップはプロフェッショナルで、優れたドライバーが大勢いる」
「それは価値のある経験だったし、そこで”正当な試み”を行なうのは素晴らしいことでしょ?」