■アウトドローム・ブルノ(チェコ)
ブルノもMotoGPの一開催地としては有名ながら、世界選手権水準の四輪レースイベントは少ない。チェコの首都プラハではなく、隣国オーストリアの首都ウイーンから自動車で約160kmを走るアクセスのほうが容易だ。
チェコは欧州連合(EU)の加盟国ではあるものの通貨はチェコ・コルナを使用し、ほかのEU加盟国に比べると物価が格段に安い印象がある。
サーキットは最初こそ平坦であるものの、半ば手前で急な下り坂とコーナーが続き、後半は急な上り坂とコーナーが続くトリッキーなレイアウト。東欧らしさを感じるブルノの街も魅力的。



■サーキット・ド・ポー・ビル(フランス)
スペインとの国境ピレネー山脈を望むフランス南西部のポーでは、“ポー・グランプリ”の名前を冠した歴史的な公道レースが1933年から開催されて、以前はグランプリカーも走っていた。近年はF3カーやツーリングカーによるレースが、3km弱の短くて狭いコースで実施されている。
イベント前には街中でデモランが実施され、入場券が無くともレースを観戦できる魅力もある。
ポー・ピレネー空港からは便数こそ少ないもののバスでアクセスでき、街中に泊まればサーキットまでは徒歩で行ける。歴史的建造物も多く、レース以外のお楽しみもある。


