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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.12.06 03:19
更新日: 2020.12.06 03:28

優勝し選手権3位復帰の角田裕毅「カーリンに心から感謝したい」【FIA-F2第12戦バーレーン レース1 順位結果】

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海外レース他 | 優勝し選手権3位復帰の角田裕毅「カーリンに心から感謝したい」【FIA-F2第12戦バーレーン レース1 順位結果】

 12月5日(土)、2020年FIA-F2第12戦バーレーンのフィーチャーレース(決勝レース1)がバーレーン・インターナショナル・サーキットの高速レイアウトで開催され、日本の角田裕毅(カーリン)がポール・トゥ・ウィンで優勝し今季3勝目。佐藤万璃音(トライデント)は17位だった。2位には周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、ニキータ・マゼピン(ハイテックGP)が3位でフィニッシュするも2度、他車をコース外に追い出したとしてレース後に10秒加算ペナルティを受け9位に後退、代わってフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が表彰台を獲得している。

 今季3度目のトップチェッカーを受けた角田はレース後のインタビューで「すごくすごく嬉しいです。最後はトップでチェッカーを受けれられました。カーリンに心から感謝したい、素晴らしい仕事をしてくれました。特にエンジニアのマットとコミュニケーションを密に行えてすごく良かったです。1年間サポートしてくれた(チームオーナーの)トレバー・カーリンにも感謝しています」とコメント。

「明日のレースも優勝できるよう全力を尽くします。ですがレースはいつも同じとはいきません、例えば気温も異なりますし。何が起きるかわかりませんが、今日のように最初から最後までプッシュし続け、チャンピオンシップに挑みます」

 角田はランキングポイントが186点で選手権3位に。選手権首位のミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)が10点を加算し215点となったためシリーズ王者の可能性はなくなったが、選手権2位のカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ/201点)とは15点差。ゆえにシリーズ2位の可能性を残してスプリントレース(決勝レース2)へ挑むこととなった。

 そしてレース前にシリーズ5位の可能性を残していたクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)、ルイ・デレトラズ(チャロウズ・レーシング・システム)、周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、さらにマゼピンと18点以上の差がついたことから、角田のシーズン4位以上が確定。F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを獲得するため、シーズン開幕前にヘルムート・マルコ博士(レッドブルモータースポーツコンサルタント)と交わした”シーズン4位以上”という約束を果たすことになる。

 ポイントランキングを整理すると、首位に215点のシューマッハー、2番手に201点のアイロット、3番手に186点の角田、4番手に171点のロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)、5番手に164点のマゼピン、6番手に149点のクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)となっている。

 スプリントレース(決勝レース2)は日本時間12月6日(日)の21時20分にスタートする。

2020年FIA-F2第12戦バーレーン フィーチャーレース(決勝レース1)優勝の角田裕毅(カーリン)
2020年FIA-F2第12戦バーレーン フィーチャーレース(決勝レース1)優勝の角田裕毅(カーリン)

編集部計:2020年FIA-F2ポイントランキング上位6台 得点推移
編集部計:2020年FIA-F2ポイントランキング上位6台 得点推移

■FIA-F2第12戦バーレーン フィーチャーレース(決勝レース1) リザルト

Pos. No. Driver Team Time/Gap
1 7 角田裕毅 カーリン 48Laps
2 3 周冠宇 ユニ・ヴィルトゥオーシ 5.613
3 15 F.ドルゴヴィッチ MPモータースポーツ 6.655
4 21 R.シュワルツマン プレマ・レーシング 7.438
5 4 C.アイロット ユニ・ヴィルトゥオーシ 8.143
6 20 M.シューマッハー プレマ・レーシング 10.339
7 8 J.ダルバラ カーリン 11.818
8 2 D.ティクトゥム ダムス 14.640
9 24 N.マゼピン ハイテックGP 16.280
10 12 P.ピケ チャロウズ・レーシング・システム 17.511
11 5 M.アームストロング ARTグランプリ 17.789
12 11 L.デレトラズ チャロウズ・レーシング・システム 19.374
13 16 A.マルケロフ BWT HWAレースラボ 31.999
14 9 R.ボシュング カンポス・レーシング 34.388
15 14 G.アレジ MPモータースポーツ 35.082
16 25 L.ギオット ハイテックGP 38.113
17 23 佐藤万璃音 トライデント 39.059
18 17 T.プルシェー BWT HWAレースラボ 41.719
19 1 S.ゲラエル ダムス 45.847
20 22 R.ニッサニー トライデント 50.305
21 6 C.ルンガー ARTグランプリ 59.292
22 10 G.サマイア カンポス・レーシング 1Lap

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