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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.04.11 12:15
更新日: 2023.04.11 12:16

電子“ドリフト”ブレーキ搭載。フォードが第7世代『マスタングRTR スペック5-FD』を披露

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海外レース他 | 電子“ドリフト”ブレーキ搭載。フォードが第7世代『マスタングRTR スペック5-FD』を披露

 フォードのモータースポーツ活動を担当するフォード・パフォーマンスは、フォード本社とフォーミュラ・ドリフト(FD)で2回のチャンピオンに輝くヴォーン・ギッティンJr.に加え、車両製作を手掛けるRTRビークルスらと協業し、最新世代となる7代目フォード・マスタングをベースとした競技車両『マスタングRTRスペック5-FD』を披露。同車両と今夏の本国発売が予定される最新の量産モデルには、競技から「インスパイアされた」という“Electronic Drift Brake(電子ドリフトブレーキ)”が搭載される。

 2023年が約1年ぶりの競技復帰となり、チームメイトのアダムLZと任務を分かち合う格好で、このブランニューモデル『モンスターエナジー・マスタングRTRスペック5-FD』のステアリングを握ることが発表されたギッティンJr.は「ブランドのシグネチャーであるアグレッシブなスタイリングと、劇的なパフォーマンスのアップデートを実現した、競技用『マスタングRTR』のシートに座ると発表できたことに興奮している」と挨拶した。

「それだけでなく、フォードとRTRがたゆまぬ努力を重ね、特別な何かを作ることにもワクワクしている。この新しい“電子ドリフトブレーキ”のようなね!」

 世界的に有名な「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した写真にインスパイアされた」というカラーリングの新型FD用車両は、フォード本社と協業して車両開発を担ったRTRが都合3台を製作中で、グローバルな展開を計画するGT3仕様や、北米最高峰NASCARに豪州大陸のスーパーカーなどと同様、第7世代モデルをベースとした競技車両の1台に数えられる。

 施されたモディファイには、約1300PS以上を誇るエンジンと強化されたサスペンションが含まれ、その開発には前述のふたりやチェルシー・デノファ、さらにアイルランド出身で2017年からFDで3連覇を達成したジェームズ・ディーンらのフィードバックが含まれている。

「フォーミュラドリフト用の新型『マスタングRTR』を開発するため、そのインスピレーションとして、まったく新しいマスタングの“bad ass(めちゃくちゃヤバそう)”なスタイリングに、最新のテクノロジー、そして全体的な進歩が採り入れられた」と続けたギッティンJr.。

「その結果、これまで作成した中で最高のルックスと最高のパフォーマンスを誇る『マスタングRTR』が完成し、ドライブするのが本当に楽しいクルマに仕上がったさ」

RTR Vehiclesがフォード本社などと協業して開発した『フォード・マスタングRTR Spec 5-FD』
同車両と今夏の本国発売が予定される最新の量産モデルには、競技から「インスパイアされた」という”Electronic Drift Brake(電子ドリフトブレーキ)”が搭載される
施されたモディファイには、約1300PS以上を誇るエンジンと強化されたサスペンションが含まれる

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