更新日: 2018.02.16 06:48
プリウスのGT300仕様登場! ハイブリッド搭載

13日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2012で、2012年のスーパーGTに登場するというトヨタ・プリウスのスーパーGT仕様が初公開された。
昨年からオートスポーツ誌でも予想したとおり、ハイブリッドカーの代名詞的な存在として世界的なセールスを誇るプリウスに、異色のレーシングカーが登場した。スーパーGT300クラスに長年参戦、チャンピオンを獲得した実績ももつaprが、プリウスのスーパーGT仕様を開発したのだ。
ホワイトのベースにブルーのラインが入ったプリウスGT300は、空力にも優れているというプリウスのボディに、スーパーGTマシンらしいグラマラスなフェンダー、ウイングを備える。もちろんプリウスだけに、ハイブリッドシステムも採用しているようで、マシンサイドにも『HYBRID』の文字が入る。
すでにハイブリッドシステムを備えるレーシングカーとしては、2007年の十勝24時間レースにトヨタがスーパーGT仕様のスープラをベースにした“スープラHV-R”を投入、総合優勝を飾っているが、今回のスーパーGT仕様プリウスは国内ではそれに続くレーシングカーとなる。
詳しい体制は明らかにされていないが、マシンのルーフには昨年もaprのカローラアクシオのステアリングを握った新田守男、嵯峨宏紀の名が記されている。今季のaprがこのプリウスのほか、どういった体制になるのかはまだ不明だ。
助手席にはハイブリッド関連と思われる機構や、リヤのブレーキ部分にも興味深いシステムがすでに見えているプリウスGT300。来季はフェラーリやポルシェ、BMWやアウディなどヨーロッパのFIA GT3仕様マシンが増え大激戦が予想されるGT300クラスでどんな活躍をみせるのか注目が集まる。