12月12日から岡山国際サーキットでスーパーGT500クラスに参戦する36号車SC430、39号車SC430の2台が参加し、TRDによるテストがスタートした。36号車には新たな形状のエアロが装着されているほか、39号車はブリヂストンタイヤを装着している。

 晴天に恵まれた岡山国際サーキットに持ち込まれた2台のレクサスSC430。すでにGT500クラスの3メーカーでは、来季に向けてさまざまな動きが進んでおり大きな変革があると言われているが、その噂を裏付けるかのように、2台のSC430にはそれぞれ“変更点”が見受けられた。

 パドック立ち入り禁止の中でスタートしたテストで走り出した2台のSC430を見ると、まず36号車は前後フェンダー周辺とグリルまわりがカーボン素材に。一見して分かるのは、これまでの数年間のSC430と異なり、ヘッドライト周辺の造形が直線的に角を落としたような形状になっている。さらに、フェンダー下端も今までになかった複雑な造形となった。

 さらに、今季SC430勢は第3戦セパンからエキゾーストをフロントフェンダー下部に移設したが、もともとエキゾーストがあった部分の形状は最終戦・JAF Grand Prixまで変わっていなかった。しかし、12日に岡山を走った36号車は、サイドフェンスからリヤフェンダーにかけてすっきりとした形状に改められている。

 そしてもう一台走行した39号車にも驚きが。2011年からミシュランタイヤにスイッチし速さをみせてきたDENSO KOBELCO SC430が、ブリヂストンタイヤを装着していたのだ。ドライブしていたのは脇阪寿一/石浦宏明のコンビで変わらないものの、フロントやサイド、ドライバーのヘルメットにもブリヂストンのロゴがしっかりと貼られている。

 36号車はドライバー面でも変化が。今季ドライブしていた中嶋一貴に加え、今季はKeePer Kraft SC430をドライブしていた国本雄資、そして11月のフォーミュラ・ニッポン公式合同テストにも参加したジェームス・ロシターが参加した。ロシターは午前のセッションの終盤の数周だけドライブ。初のGT500マシンを体験している。

本日のレースクイーン

叶園ちさかそのちさ
2025年 / スーパーGT
HELM LOYALZ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円