9日に決勝レースが行われたル・マン・シリーズ第2戦スパでは、アウディ、プジョーのディーゼルプロトをドライブしたスーパーGTドライバー3人に、日本のファンから応援フラッグが渡され現地でも話題になったが、それを見た別のアウディドライバーのために、今度は日本のファンから別のフラッグを渡す“プロジェクト”が進行している。
アウディスポーツ・チーム・ヨーストから参戦したアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエに渡されたスーパーGTファンたちからの応援フラッグは、ふたりから依頼してヨーストのピットに飾られたが、チームスタッフも興味津々。さらに、アウディのエースドライバーのひとり、アラン・マクニッシュがそれを見て「僕も日本メーカーと仕事をしていたから、応援フラッグが欲しい」とこぼしたのはオートスポーツweb/モータースポーツチャンネルで既報の通り。
その記事を見て、自分たちが企画したフラッグが無事に届いたのを確認、“リクエスト”を読んだ日産応援団団長を務める黒澤剛さんは、「日本のモータースポーツをファンの立場から元気にするための活動をしていこう!」という立場から、ブログ『WAMOSな日産応援団のブログ』でこのマクニッシュからの“リクエスト”を実現に移すべく行動を開始。ネットを使ってファンからの寄せ書きをデータで送ってもらい、応援フラッグを制作中だ。
フラッグにはマクニッシュのスコットランド国旗、トム・クリステンセンのデンマーク国旗、リナルド・カペッロのイタリア国旗、マルセル・ファスラーのスイス国旗、そしてヨーストのドイツ国旗、さらに日の丸が入れられている。マクニッシュはマクラーレン・ホンダのテストドライバーやトヨタF1で、クリステンセンは全日本F3やF3000、JGTCでも活躍。カペッロはチーム・ゴウでル・マン制覇を果たすなど、いずれも日本と関係が深い。ファスラーもロッテラー、トレルイエのチームメイトだ。
日産応援団や他メーカー応援団の枠を越えて実現した“日本のモータースポーツファンから贈る”今回のル・マン応援フラッグ。現在のところ寄せ書きは15日締め切り、最終的には製作の日程上25日がデッドラインになるという。また、スペースが無くなってしまったり、載せられる制限があるとのことなのでお早めに。
日本のモータースポーツ界においてこれまで無かった今回のファンによるプロジェクト。ル・マンを盛り上げる新たな一面となりそうだ。
●WAMOSな日産応援団のブログ『緊急企画 そして大至急な企画』
http://ameblo.jp/kurochi23supporter/entry-10529303357.html
●WAMOSな日産応援団のブログ『メッセージフラッグの メッセージの件』
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●WAMOSな日産応援団のブログ『メッセージフラッグの件②』
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●WAMOSな日産応援団のブログ『ル・マン メッセージフラッグ 更新データ』
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